日本時間の21日午前2時、トランプ米新大統領が就任した。
中国国営の「中央テレビ」はトランプ新大統領の就任式をトップニュースで扱い、演説で「アメリカ第一」の原則を強調したことを伝えている。
一方で就任演説は生中継していない。
共産党系の「環球時報(かんきゅうじほう)」は社説で「トランプ氏が中国に譲歩を求めようと思えば、どんな手段でも遠慮なく使ってくるだろう」と警戒心を示している。
中国政府は公式コメントを出していないが台湾問題や通商問題などをめぐり、かなり神経を尖らせていることがうかがえる。
一方、台湾の蔡英文総統は就任式に合わせ自らのツイッターに英文で「友好とパートナーシップ関係を深めることを期待している」との祝賀メッセージを投稿し、関係発展に期待感を示した。

中国は台湾を「核心的利益」と位置づけていいて、トランプ新大統領が「ひとつの中国」原則にとらわていないとの考えをけん制している。
また中国が「核心的利益」と位置付けておいるのは台湾だけではない。南シナ海もそうだ。
トランプ新政権がホワイトハウスのホームページに掲示した基本政策の中には、軍艦の数や軍用機の数の増加も含まれている。
中国の海洋進出に対し、結果として、アメリカは抑止力を拡大することになるかもしれない。
(文責:松島 スタッフ:能勢・中西・北原)