中国機に対するスクランブル件数が急増している。
防衛省・統合幕僚監部は1月20日(金)、平成28年度の第3四半期までの緊急発進実施状況を発表した。
それによると平成28年4月1日から平成28年12月31日までの緊急発進回数は883回であり、前年度同時期比で316回の大幅な増加となっている。

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この推移のグラフを見ると昨年の4月から12月までのスクランブルの回数だけで、すでに平成27年度の数字を上回っていることがわかる。

緊急発進の割合は、中国機およそ73%、ロシア機およそ26%、そのほかおよそ1%となっている。
中国機に対する緊急発進回数は644回で、前年同期比で271回という大幅な増加だった。さらに第3四半期においては東シナ海から太平洋に至る長距離飛行を含む11件の事例について、特異な飛行として公表している。(図下)

一方ロシア機に対する緊急発進数は231回であり、前年度同時期比で48回の増加で第3四半期においては尖閣諸島領空付近における飛行を含む2件について、特異な飛行として公表している。
推定を含め、中国機の中では戦闘機、ロシア機の中では情報収集機に対して多く緊急発進を実施したとしている。
事実としての数字、そして日本が置かれている状況を把握しておくことは大切だろう。
(文責:松島 スタッフ能勢・中西・北原)