防衛省統合幕僚監部によると9日午前、中国軍のH-6爆撃機6機、Y-8早期警戒機1機、Y-9情報収集機1機の合わせて8機が、九州の対馬海峡の上空を通過して東シナ海から日本海に向かったのを、緊急発進した自衛隊機が確認。領空侵犯はなかった。
  8機は午後にかけて日本海を北東に進んだあとUターンし、同じ飛行ルートを通って東シナ海に戻ったとのこと。
  H-6爆撃機は、6機がほぼ1列になって飛んでいたということ。6機が一度に飛来するのは極めて異例なことだ。

  航空評論家の石川潤一さんによると、このH-6爆撃機は、中国空軍ではなく海軍のH-6G型爆撃機で「江蘇省(こうそしょう)の常州奔牛(じょうしゅうほんぎゅ)空港の東海(とうかい)艦隊海軍航空兵第6師団第17航空連帯所属。ただし、部隊の定数12機なので半分が展開したことになる。Y-9情報収集機は、Y9JB (GX8)情報収集機、Y-8早期警戒機は、Y-8J型機」とのことだ。
  さらに今回の飛行目的については「5日に津軽海峡を抜けて日本海に入ったジャンカイII級フリゲイト2隻とフチ級補給艦との共同訓練ではないでしょうか」とのこと。
   
 中国軍は韓国防空圏にも侵入した模様で、韓国軍もF-15系戦闘機をあげてスクランブルをかけた。
H-6G型爆撃機は対艦巡航ミサイルを運用可能な機であり、ミサイルは核弾頭も搭載できる。
そのH-6Gが6機しかも一度に展開となると、日米韓のイージス艦にとって気がかりな存在となることは明らかだ。
(文責:松島 スタッフ能勢・中西・北原)