岩手県内では2日連続で新型コロナウイルスの新たな患者の感染が確認されなかった。

しかし、今後県内で感染がまん延した場合を想定し、県は先週新たな検査方針を決めた。新しく決まった部分を見ていく。

まず、「まん延」とはどういう状況なのか。

これは感染状況が国が示す基準で上から2番目に深刻な「ステージ3」の場合などが目安。

県では専門委員会の意見を聞いて判断するとしている。

そして、そのうえで何をするのかというと…

まず、直近1週間の新規感染者の数が10万人あたり10を超えた場合、高齢者施設の入所者や職員に発熱などの症状があれば必ず検査をする。

ウイルスが検出されれば、同じ施設の全員が検査の対象になる。

また、1週間に同じ地域で複数のクラスターが発生した場合には、高齢者施設や医療機関の検査を優先するとした。

感染の拡大を防ぐため、仙台市で行われたような繁華街の接待を伴う飲食店の従業員に積極的な検査もする。

そして、検査の方法でも新しい手法を採用する。

この「プール方式」という手法で5人分の検体を混ぜて一度に検査する。

ウイルスが検出された場合、今度は個別に検査して誰が感染しているのか特定する。

一見、二度手間に見えるが5倍の人数を一度に検査できるため、数十人や数百人を調べる場合、検査のスピードアップにつながる。

県では「現在の状況で直ちにまん延が起きる可能性は低い」とみているが、さらなる備えを進めた形だ。