医療従事者へのワクチン先行接種2日目となる2月18日、接種から一夜経過した千葉ろうさい病院の看護師3人に話を聞いた。

“ちょっと筋肉痛のような痛み”「あとは何ともない」

榎並大二郎キャスター:
接種された箇所を見せていただけますか?

副院長兼看護部長:
赤くなっているとか腫れているとか、一切見た目も変化がなくて

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18日も通常の勤務を行っているが、朝にはある変化に気づいたという。

副院長兼看護部長:
朝起きて着替える時に「あれ?ちょっと痛い」と思って。筋肉痛といわれるような部分的な痛みがある感じが今起きています

この筋肉痛のような痛みは、他の2人も感じていた。

感染制御チーム 看護師長:
朝、本当に筋肉痛。(腕を)ここまで上げるとここが痛い、みたいな。あとは、どこも何ともない

“新型コロナ病棟” 看護師:
触ると痛い。触ったり動かしたりすると痛いという感じ。インフルエンザ(ワクチン)も痛くなるので、打ったところはある程度、痛くなるのかなと予想はしていたので、痛み自体が不安というふうには思わなかった

接種した125人に重い副反応なし 観察日誌の内容は?

こうした副反応については、2万人の医療従事者が観察日誌をつけながら調査が行われている。

3人は観察日誌に何を書いたのか?

副院長兼看護部長:
熱を測って体温を直接書いたり、あとは症状についてあるかないか等の各項目がそれぞれありますが、(症状がないので)書き込むことがないような…

感染制御チーム 看護師長:
(症状欄は)頭痛とか倦怠感とかそういう内容なので、特に何もないので「なし」と…

“新型コロナ病棟” 看護師:
私は昨日から少し痛かったので「痛みがある」というところをチェックしました

厚生労働省によると、17日に接種を受けた医療関係者125人に重い副反応は出ていないという。

副院長兼看護部長:
健康観察日誌をつけて皆さんに私たちのデータをちゃんとお届けできるようにしっかりやっていきたい。「私たちが元気でこんなにやれています」というのを皆さんにお届けできるようにしたい

接種後もむ?もまない?対応に医療従事者も戸惑い

菅首相は18日午後、接種現場の東京医療センターを視察した。

また、全国で接種を始めた病院も増えている。

茨城県の水戸医療センターで6人、岡山県の岡山労災病院では42人が接種を受けた。接種直後には、このようなやり取りもみられた。

接種者A:
(腕を)もまなくていいの?

接種者B:
これは(腕を)もまないほうがいい?

医療従事者でも迷う接種直後の対応。厚労省は、軽く押さえる程度で(接種した腕を)強くこすらないよう呼びかけている。

(「イット!」2月18日放送分より)