岩手県内では、新たに6人の新型コロナウイルスの感染確認が発表された。
このうち5人は、大船渡第一中学校の生徒と教員で、県はクラスターと認定した。
新たに感染が確認されたのは、大船渡市の10代の男女3人と50代女性、陸前高田市の40代男性、宮古市の90歳以上の女性の合わせて6人。
このうち大船渡市と陸前高田市の5人は、それぞれ大船渡第一中学校の生徒と教員。
すでに感染が確認されていた男子生徒2人を含め、県はクラスターと認定した。
一連の人数は家族も含め9人。
この中学校では3月1日まで臨時休校とするほか、今後、生徒や教員など関係者360人程の検査が行われる予定。
大船渡市は2月に入り、市内で15人の感染が確認されたことを受け、2月16日から3月7日までを「感染拡大防止特別期間」とすると発表した。
市民に対し、外出の慎重な判断などを要請しているほか、体育館や公民館などの公共施設も一部休館する。
また、宮古市の90歳以上の女性は、これまでの患者との接触歴は確認されていないが、家族の2人に症状があるという。
女性は介護サービスも利用していて、関係者10人程が検査対象になる可能性がある。
県内の累計の患者数は530人、入院中は2人増え、19人となっている。
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