防災備蓄にと呼びかけられたのは、ポテトチップス。

16日、東京の板橋区役所に届いた170箱もの段ボール。

その中身は、防災スナック限定版のポテトチップス。

このポテトチップスは、板橋区役所をはじめ、同じ区内に本社を置く湖池屋、さらに東京家政大学がタッグを組み、区民に防災意識を高めてもらおうと呼びかけのために作られた。

東日本大震災から10年の3月11日に、板橋区が行う防災訓練の参加者に抽選で配布する予定だとしている。

しかし、なぜ備蓄にポテトチップスなのか。

その秘密を、ポテトチップスの製造元の湖池屋に聞いてみると...。

株式会社湖池屋 マーケティング部・野間和香奈次長「ジャガイモ・油・塩分も入っているということで、栄養面でいうとエネルギー源になる。エネルギーの補給もしながら、気持ちが安らげることにつなげていける方が、“いつも通りの自分に戻れる”と、商品を通じて災害時にも役立てば...」

そして、賞味期限が6カ月と比較的長いため、「お店で買う」、「災害に備えしばらく保管」、そして「消費」という普段使いを兼ねた備蓄、いわゆる「ローリングストック」の推奨にもつなげたいとしている。

板橋区の担当者は、防災ポテトチップスをきっかけに備蓄への意識の高まりを期待している。

板橋区危機管理室 地域防災支援担当・村山大介係長「ご家庭での備蓄を少しでも増やしていってほしい。そのときに、“ポテトチップス1袋”からでも災害への備えとして始められる。家庭での備蓄率を向上できるよう、ご協力をお願いしたい」