小山ひかる:
でもドゥテルテ大統領の発言にどうしてこんなにアメリカや中国がこんなに注目するのかな?

岡部いさく:
というのは大統領はアメリカ軍に出ていってくれとか言ってたでしょう。それじゃアメリカ軍がいなくなったら、南シナ海の中国の進出を誰がどうやって止めるんだということになる。
フィリピンだって中国と領有権を争って、仲裁裁判所で南シナ海のほぼ全域が直轄下にあるとしている中国の主張を法的に切り崩す戦術に出てます。で、せっかく判決をもらったのに“あんなものは紙だ”みたいに言ってみたりと、フィリピンがどうするつもりかが判らない。
南シナ海は貿易等で日本の船も通るので日本にとっても大きな問題だし、さらに日本は尖閣諸島の問題を抱えているじゃないですか。南シナ海を中国の好きなようにされちゃうとそれを前例として尖閣周辺で中国がさらに強く出てくるかもしれない

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小山:
中国の動きに対してフィリピンは最初は怒ってたわけですよね?それなのにこのあいだ中国行ったときの会見でそっちは棚上げみたいになって…。
日本からしてもフィリピンが中国側に行かれたら困りますよね?だから、いったいどういう感じなのか、っていうことですよね

能勢:
ただ、ドゥテルテ大統領本人は親日派と伝えられているというわけなんですね

小山:
でも、それって誰が言ってるかですよね、その“親日派”っていうの。そんなこと言ってて南シナ海でフィリピンと中国が仲良くなると…

岡部:
そうなのよ。フィリピンと中国が仲良くなっちゃうとベトナムやマレーシアなどの国が中国とどう向き合っていくか…『うちだけじゃちょっと中国に対抗しきれないから、じゃあ中国の言うこと聞くことにするか』となっちゃうかもしれない。

小山:
最悪ですねそうなったら。だって中国の方が大きくて経済力もあるから、フィリピンとかちっちゃな国々が協力しないとね。

岡部:
そう、せっかく協力しようかなという時にこういう事態になっているから動揺しているわけです。

小山:
そっか、南シナ海って日本だけじゃないんですね、いろいろあるのは


(文責:松島 スタッフ:能勢・中西・北原)