浦添市の国道でダンプカーが対向車線に進入し5人が死傷した事故で、沖縄テレビが入手した当時の映像からはダンプカーが事故現場の手前から異常なスピードで走っていたことが分かった。事故原因の究明に向け警察は12日朝ダンプカーを所有する産業廃棄物処理業者を家宅捜索した。

これは11日午後1時過ぎに撮影されたドライブレコーダーの映像だ。画面右側を緑色のダンプカーが通過する。「怖い。怖い。何か飛んできたよ」ダンプカーとすれ違った直後、大きな衝撃音が記録されていた。

11日浦添市の国道330号線でダンプカーが対向車線に進入し車4台が巻き込まれた事故では、なぎ倒された鉄柱が直撃した車の後部座席に乗っていた20代とみられる女性と1歳とみられる男の子が亡くなった。

また男女2人が大けがをしたほかダンプカーを運転していた60歳の男性は意識不明の重体に。ライブレコーダーの所有者「たち後2、3秒遅れていたら巻き込まれていたというのを考えると怖いですね。怖かったですね。もらい事故は予測できないので本当に何を注意したらいいかわからない。」

これは同じ時刻に撮られた防犯カメラの映像。ダンプカーが追い抜き様に白い乗用車に接触。明らかに異常なスピードで走っている。

嘉数圭人記者「こちらの第一通行帯を走っていた白い乗用車は、合流車線からくる尋常じゃないスピードのダンプカーに気づきました。不安を感じた運転手はトンネルの出口付近で車線を右側に変更しましたが、それでも近づいてくるダンプカーに車体の側面をぶつけられたということです。」

車の運転手によるとダンプカーは事故現場の350メートル手前の合流地点から国道に入ると猛スピードで後から迫り、そのまま対向車線に進入していったという。現場にはダンプカーがブレーキをかけたあとはなかった。

警察は12日朝ダンプカーを所有する浦添市内の産業廃棄物処理業者を家宅捜索した。この中では運転手の男性の勤務表などを押収し過労運転や車両の整備不良がなかったか捜査している。

12日事故現場には犠牲者に哀悼の意を捧げようと花を手向ける人の姿がみられた。

花を手向けた男性「今日はもう亡くなった方々に哀悼の意を捧げたい。2度とあってほしくないと思って現場に来ました」事故で家族を失った男性「本当にこういう事故はどんなに注意しても無くなるような感じじゃないんで、少しづつみなさんが気を付けていただいて代わってくれればいいと思います。」

警察は亡くなった女性と男の子の身元の確認を急ぐとともに事故の原因究明を進めている。