全国49種類のご当地カレーが横須賀に集合!

5月18日と19日の2日間でおよそ6万5000人が来場した「よこすかカレーフェスティバル」。
日本全国から集まったご当地カレーがお目当てだ。

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カレーパン、さらにはカレー味の焼きそばやカレーラーメンまで、勢ぞろいする中、一番の注目は「全国ご当地カレーグランプリ」。
2019年は、過去最高の49種類のカレーが集結。

全国各地のご当地カレーを全部見せ

「北海道・東北エリア」からは宮城県「牛たんカレー」や秋田県「きりたんぽカレー」など9つのカレーがエントリー。

オープンとともに真っ先に大行列になったのは、北海道の「元祖とまこまいチーズカレーラーメン」。
ちぢれ麺に、辛さ控えめのトロっとしたカレーがチーズとともにマッチしている。

味の決め手は、とんこつベースのスープ。
ちなみに、市販のとんこつラーメンにカレールゥを加えるだけでも、手軽に味わい深いカレーラーメンが作れるそうだ。

山形県からは、さくらんぼの果肉が入った鮮やかなピンク色のカレーが登場。

おいしさを引き立たせる隠し味は、たっぷりと加えた東北産の牛乳。

続いては、北関東エリア。茨城県「常陸牛の牛すじカレー」のほか「カレー味のからあげ」、焼きそばなどバラエティーに富んだ11のカレーがエントリー。

南関東エリアからは、たっぷりのサーロインステーキがのった「八王子ビーフカレー」や埼玉からは長さ45センチの「川幅日本一カレーフランク」。
他にもトマトカレーにカレーパン、カレーうどんなど、16のカレーが参戦。

続いては中部エリア。
伊勢海老を溶岩に見立てた「富士山溶岩えびカレー」や静岡県の深海サメフライのカレーなど7つのカレーが登場。

そんな中で、いち早く販売終了になる程人気だったのが、ルゥをせき止めているようにごはんを盛りつけた長野県の「黒部ダムカレー」。

隠し味に、すったたまねぎを炒めて加え、甘みをだしているという。

そして中国・九州エリアからは「大分“からあげ”大葉カレー」や「みやざきチキン南蛮カレー」など6つのカレーがエントリーした。

その中でも鹿児島県産の黒豚・黒ゴマ油・黒酢・竹炭を使い、ごはんの形を桜島に見たてた黒カレーはインパクトがある。

全国のご当地カレーのトップ3とは...

そんな個性あふれる全国の49種類のカレーの中から票を集めたトップ3とは!?

3位は鳥取が誇る名産品「塩サバ」を使った「純サバカレー」。
会場でも長い行列を作っていた人気メニューで、メインの具材は、さばの竜田揚げ。

そして隠し味はさば節。具材やごはんと、濃厚な魚介系ルゥが絡みやすいスープカレー風に仕上げている。

続いて第2位は…「富良野オムカレー」。
とろ~っとした卵に富良野産のアスパラガス、北海道産のジャガイモと手作りソーセージが入っている。

味付けの秘密は富良野の赤ワイン。少量加えるだけでも風味がアップするという。

そして2019年のナンバーワンカレーは、トマトの産地として有名な埼玉県北本市が作る「北本トマトカレー」。
イベント中は常に行列ができるほどの人気だった。

「北本トマトカレー」ができるまでを取材すると、こだわりが見えてきた。
豚肉は脂身のところをカットして、赤身だけを使用。
カレーのルゥは、ガラムマサラなどの香辛料に加え、チーズを投入。
カレーのスパイシーさと、トマトの酸味の両方を活かしつつ、まろやかな味に仕上げてくれる。
このカレーは特に女性からの支持が高かった。

(「めざましテレビ」『スゴ撮』5月20日放送分より)