氷と聞くと、白や透明を思い浮かべると思いますが、実は自然が作り出す中には、黄色や青など色とりどりの氷があることをご存じでしょうか。

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【北海道】綺麗な水が生み出す“青い氷”

まずは、北海道の白老町で2月6日に撮影された「氷瀑」です。滝が凍ってできていますが、その色は美しい薄青色。

不純物が少ない氷は青い光を通しやすく、氷が青色に見えるのです。水がきれいな証拠でもあります。

【福島】圧巻!火山由来の“黄色い氷”

青い氷だけではありません。

これは福島県の磐梯山で、1月24日に撮影された写真です。「イエローフォール」と呼ばれる黄色い巨大な氷です。

この黄色い氷の正体は、滝が凍ったもので、火山の硫黄や鉄分を含んだ水が染み出して氷結したもの。春先にかけてみられる絶景です。

【世界でも】南極で発見“エメラルド氷山”

最後は日本を離れ、遠い南極からエメラルド色の氷山です。

2020年2月に撮影されたものですが、周囲の氷は白色ですが氷山だけがエメラルド色に。その理由について、まだ解明はされていないのですが、100年ほど前からその存在は伝えられてきました。

最近の研究で少しわかってきたことは、氷の下の方に「酸化鉄」を多く含んでいる黄色い氷があり、そして不純物の少ない青色の氷とあいまって、「黄色×青色」でエメラルド色に見えるという説も出てきています。

2月は寒暖差大“気温ウェーブ”に

この様な絶景を生み出すのに重要なのが寒さですが、今後は最高気温の波に注意が必要です。

きょう2月10日から週末にかけては、春の陽気で15℃越えが続出しそうです。

しかし、18日(木)から19日(金)にかけて、10℃を下回ってくる厳しめの寒の戻りになりそうです。

そのあとは、23日(火)にかけて再び気温は上がるのですが、ここは「プチ春」です。

2月末にかけて再度10℃前後まで下がるよそうです。交互にやってくる春の陽気と冬の寒さに体調を崩さないよう、お気を付けください。

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(とくダネ!『あまダネ!』2月10日放送より)

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