SNSに投稿された危険行為が物議をかもしている。
エスカレーターからカートを落下させる危険行為
2人の男性が大手スーパーでショッピングカートを持ち、エスカレーターに近づいた次の瞬間だった。
数人の女性客が利用している下りエスカレーターに、カートを横向きに置いて手を離した。
カートが落ちるところで動画は止まっている。

2人による危険な行為をもう一人が笑いながら撮影。SNS上に投稿したとみられている。

この動画は1月6日、イオン都内店舗で撮影された。
さらに別の動画には、同一人物と思われる男性が『捕まる』とのタイトルで、カートを下りエスカレーターに放置。カートが落ちた先には、慌てて逃げる人の姿があった。

タイミングが悪ければ人に当たり、大ケガにつながる大変危険な行為だ。

そして、カートを落下させた男性は「やばくない?」と笑いながら、現場から立ち去ろうとしている。

この店舗では危険行為を受け、1月6日当日に警察に相談。
巡回などの頻度を上げて注意喚起を行っていて、その後はこうした危険な行為は起きていないという。

危険行為に買い物客は…
この店舗を買い物で利用する人は…
買い物客A:
危ないですよね。ましてや人が乗っているときにこういうことをしているのは危ないと思う。
買い物客B:
小さいお子さん連れの方が多いので、危険性も考えてほしいと思う。
買い物客C:
子どもとかに当たったら、頭に当たってしまったりすると思うので、捕まえて頂きたい。
危険行為はどんな罪に問われるのか
下りエスカレーターにカートを放置し、落下させるという危険な行為はどのような罪に問われるのか?
若狭勝弁護士:
極めて悪質だと思います。この行為は暴行罪。そして相手、お客さんが怪我をすれば傷害罪という罪になります。カートを使ってそうした力を加えた形でイオンの業務を妨害するということになりますと場合によっては、威力業務妨害罪になる可能性は出てくると思います。

こちらの店舗では今回SNS上で動画が拡散したことを受け、警察に被害届を提出することにしている。

(「イット!」2月9日放送分)