約20年働いていた女を横領で逮捕

警察官に囲まれて伏し目がちに歩く女。
業務上横領の疑いで逮捕・送検された川上厚子容疑者(65)だ。

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逮捕のきっかけは、川上容疑者がかつて働いていた宿泊施設で約2200万円の使途不明金が確認されたことだった。
容疑者を知る人物は、事件が発覚した当時の説明を本人から聞いていた。

元同僚:
全然そういうそぶりは見せなかった。
問題が発覚したときに、問いただしてますけど、本人は「生活費だ」と言っていた

事件の舞台となったのは、千葉・南房総市の宿泊施設「自然の宿くすの木」だ。

この施設で約20年にわたり経理を担当していた川上容疑者。
2019年3月、利用客らが支払った宿泊料など現金12万7700円を着服した疑いが持たれている。

廃校になった小学校を改装して、1997年にオープンしたこの宿泊施設「自然の宿くすの木」。
2018年度の決算で、現金の残高不足が見つかったことから内部調査が行われ、不正が発覚した。

明らかになった不正は、川上容疑者が経理を担当し始めた1998年ごろ以降のことで、使途不明金の総額は約2200万円。
川上容疑者は経理担当の立場を悪用し、客から受け取った宿泊料などを帳簿に記載しないなどの手口で着服を繰り返していたとみられている。

「生活は派手ではなかった」

その人物像について川上容疑者を知る人は…

近隣住民:
(生活は)そんな派手でもないしね。厚子が派手な服を着るとか、そんなアレはない。普通の生活

ーー容疑者の家は一番奥の新しい家?

近隣住民:
そうだよ。4軒全部自分の家。

元同僚:
「これはお金がないから今買えないよ」とかって、営業上のことを言うんですよ。
だから不思議で不思議で、こんなに働いてるのに

不正の発覚後、川上容疑者は着服を認め、施設を解雇された。

元同僚:
(地域の)みんなが立ち上げたことが無駄になった。
最後にこんな汚名を着て辞めることが残念

調べに対し、川上容疑者は「借金の返済と過去の横領の補填のためにやってしまった」などと供述し、容疑を認めているという。
警察は、約2200万円の使途不明金にも川上容疑者が関わっている可能性があるとみて、調べを進めている。

(「イット!」1月27日放送より)