学校給食に週3回異物が混入
番組宛てに届いた一通のメールには
「茨城県鉾田市立鉾田南小学校で火曜・水曜・金曜の給食で異物混入がありました」「一度でも怖いことが二度、三度と立て続けに起きています」と書かれている。
学校に通う児童の母親からの訴え。同じ週に立て続けに小学校の給食に異物混入が発生したという。

「茨城県鉾田市立鉾田南小学校」で前の週に出された給食にプラスチック片などの異物が3回にわたって、混入していたという。
実際に混入した異物は写真でみると、3センチほどのプラスチック片は鋭く非常に危険。

また金タワシのような破片も喉に刺されば、一大事となる大きさだ。

火・水・金 立て続けに…
まず一度目の異物混入は1月19日火曜日。
肉じゃがを食べていた1人の児童が「給食に変なものが入っている」と訴えると、中から長さ1センチ程度の金タワシの破片のようなものが現れた。
学校は校内放送で肉じゃがを食べないよう児童に伝えた。

次の日の1月20日水曜日には児童がミニバターロールを割ったところ、3センチほどのプラスチック片が入っていた。

これで収まったかと思いきや、その2日後の22日金曜日には三色丼を食べた児童が口の中で違和感を覚え、またプラスチック片が現れた。

いずれも別の学年の給食で見つかり、わずか4日間で3度も給食に異物が混入するという信じられない出来事が起きていた。

保護者から怒りの声
保護者からは怒りの声が…
小学校の保護者:
その都度、学校側が真摯に再発防止に向き合っていなかった結果だと思います。

小学校に弟が通う女性は…
弟が鉾田南小学校に通う女性:
給食センターにこんなものあるのみたいなものが入っているので、1回ちゃんと点検等をして再発防止してほしいなって思います。
給食センター「偶然が重なって」
今回1週間で3度異物が混入した現場である鉾田給食センターを訪ねると。

3センチほどのプラスチック片が混入していたパンは市内の業者が納入していて、製造時にパンの容器の一部がはがれて混入したことが分かった。

鉾田学校給食センター・大塲靖之所長:
固形物の異物混入は、まずめったにない事案でございます。偶然が重なってしまった。たまたまこの小学校を集中してしまった。食の安全という面からすれば、確かに関係者の皆さんに不安を与えてしまったのは大変申し訳なく思っております。
異物混入の経緯は現在調査中だという。

また鉾田南小学校は取材に対し、「子どもたちが一番楽しみにしている給食が食べられなかったり不安を与えてしまったりしたこと、子どもたちと保護者の皆様に大変申し訳なく思っています。検品時や配食時の確認の徹底に努め、安心して給食が食べられるように全職員で取り組んでまいります」とコメントした。

(「イット!」1月26日放送分より)