大手百貨店の通販サイトで有名ブランドの原産国を誤表示
高島屋が通販サイトで販売している国内外の高級ブランド化粧品。
ニセ物ではなく、正真正銘本物の商品であるにもかかわらず騒動の火種となった…そのワケとは?

騒動の発端は大手百貨店高島屋の通販サイト“高島屋オンラインストア”で化粧品の原産国の表示に誤りがあったことが発覚。高級ブランド シャネル、ディオール、グッチなど25ブランド147商品の原産国が正しく表示されていなかったことがわかったのだ。

大手百貨店高島屋の通販サイト“高島屋オンラインストア”ではどのような表示がなされていたのか?
例えば、フランスの有名ブランドの化粧品の原産国が実際は韓国製やイタリア製だったにもかかわらず商品の情報画面にはフランス製などと表記していたというのだ。


この誤表示に街の人の反応は…
女性:
販売する人が間違えちゃうとどうなのかなと思いますね
女性:
(原産国は)食品は見るけど化粧品は見ない
女性:
わざとだったら良くないけど、ただ普通に間違っただけならしょうがないんじゃないかと思います
高島屋の化粧品の原産国の誤表記は2018年10月に購入客から寄せられたクレームで発覚した。こうした化粧品の原産国の誤りは古いもので7年半以上も前からあったとみられている。

1社当たりでは過去最多の違反商品数
消費者庁は6月13日に化粧品の原産国を誤って表示していたのは景品表示法違反にあたるとして高島屋に再発防止策などを求める措置命令を出した。

消費者庁の会見では…
消費者庁表示対策課 大元慎二課長:
違反商品を認定した景品表示法事件では1社当たりの過去最多の商品数です。会社としての管理体制がウェブに関して言うと、一切できていないという評価にならざるを得ないです

化粧品の原産国の誤表記が続いてしまった理由について高島屋は「取引先からの商品情報に間違いがないか、両社での確認ができていなかった」としていて、当初は正しい原産国の表記だった商品でも製造場所が途中で変更になることがあり、取引先と高島屋で情報を共有することができていなかったと説明した。

その上で、高島屋はチェック体制の一層の強化を含む対策に万全を期すとコメントしている。
(「Live News it!」6月13日放送分より)