中日ドラゴンズの仁村徹・二軍監督は、1月5日放送の東海ラジオ『ドラゴンズステーション』で、根尾昂選手の2020年のシーズンについてコメントした。

 仁村監督は「まじめすぎる」と感じているという根尾選手とどう接したのか。

 仁村監督は根尾選手について「彼にとって大きな1年だった。だいぶ変わったがまじめすぎてストイックすぎて、どちらかというと近寄りづらいところがあったので、なるべく話をしながら技術的なことはバッティングコーチに任せて、人間的な面を意識して接していた」と話した。

 プロ野球選手にも様々なタイプがいる。「こうでなきゃいけないんだ」ではなく「考え方に幅を持たせることが人間の幅にも繋がっていく」ことを知ってほしいという気持ちで接したという。

 バッティングの成長については「だいぶ間合いが取れるようになってきたが、彼の場合は、自分本位、自分だけのことを考えている。相手のピッチャーに自分を合わせることも必要。最終的には、そんなことをしなくてもいいが、最初のうちは、相手に合わせてタイミングをとることも必要」とアドバイス。

 さらに、間合いについて「いろいろなタイプのピッチャーがいて、いろいろな球種を持っている。でも、ストライクになるのはこのボールだということが、頭の中で整理できれば余裕ができてくる。もともとかなり高い能力を持っている選手なのであとは慣れだ」と期待感を口にした。

 根尾選手で注目が集まるのは1軍でのポジション争い。仁村監督は、「京田選手と打ち合って、どちらがレギュラーを獲るか見たい。高いレベルで争ってほしい」と述べ、また、根尾選手がショートのレギュラーを狙うというアドバルーンを上げたことについて「みんな自分が一番で、そこを目指すもの。彼の意志を尊重したい。しかし、まずは打てなきゃ話にならない」とバッティングの重要性を強調した。

 最後に昨シーズンの経験から、「本人の中では一軍で、ある程度できるという実感があったのだろう。自信が芽生えてきたのかもしれない。それで『ショートで行く。京田選手と勝負する』という結論に至ったのだろう。今年のキャンプは面白くなると思う。楽しみにしたい」と期待を込めた言葉で締めくくった。