北海道の鈴木直道知事は1月14日、15日までとしていた「集中対策期間」を1か月延長し、対策を強化することを会見で説明しました。緊急事態宣言を要請せずに済むよう不要不急の外出自粛を改めて求めました。
以下、会見での鈴木知事の発言
「集中対策期間を1か月延長を決めました。
2020年11月2日、北海道の感染者数が一番多かった。北海道では96人感染確認があり、同じ日東京都が87人。
東京都の新規感染者数を上回り、全国で一番感染者数が多い状況だった。
現在は一方で首都圏は東京で感染爆発の状況。急速な感染増加で緊急事態宣言になっている。
北海道としては、新規感染者数が「国のステージ4」、1週間平均で「10万人あたり25人」、「1週間で1327人」が国の基準を超える。
北海道では、1日189人、1週間で1327人を超えた状況になれば「緊急事態宣言」をその対象地域と同様の支援をもらうとともに、国に対し緊急事態宣言の速やかな検討を要請することにしたい。
そうした事態に至らないように集中対策期間を1か月延長して感染者の発生を抑えていく。
「飲食」の場面。ここに最大限の警戒で重点的に取り組む。
ススキノ地区のすべての飲食店に対して、午後10時までの時間短縮の営業をお願いする。
同居していない人との飲食を控えてもらいたい。緊急事態宣言対象の地域との不要不急の往来を控えてほしい。
感染者数が高い水準の札幌では、引き続き札幌市民、滞在する人に不要不急の外出を控えて、不要不急の往来を控えてほしい」
【北海道の集中対策期間延長のポイント】
●期間:2月15日まで
●新たに加わるもの
・同居していない人との飲食自粛
・ススキノ地区全ての飲食店への時短営業要請(~午後10時)
●継続するもの
・緊急事態宣言の対象地域との往来自粛
・札幌の外出・往来自粛、接待を伴う飲食店の時短営業要請
【北海道が緊急事態宣言を要請する目安と感染者の状況】(人口10万人あたりの1週間の数字)
●1週間合計:1327人 → 直近1週間:1167人
●1週間10万人あたり:25人 → 直近1週間:22人