秋田県三種町で2020年12月、子供たちを指導するプロボクシングWBC世界スーパーフェザー級元王者の三浦隆司さんの姿があった。

 競技や自分の経験を通じて子供たちには様々なことを伝えられると、2021年4月からは、秋田の県立高校の実習助手として教育に携わる予定。

 三浦さんは「ボクシングを通じて学んだことは『まず自分に勝つ』ということ。それはボクシングだけじゃなくても、勉強だったり他の生活面であったり、社会に出てからも色々な所で通じると思うので、そういうことを生徒に伝えたい」

 技術以上に、精神的な強さや心構えが大切だと考えている三浦さん。授業でも、部活動でも生徒に必ず伝えたいことがある。

 「まずは目標を定めること。その目標に対して毎日何をすべきかを考えた時、自分で決めた目標に向かって頑張る。それが自分に勝つということ。とにかく目標を達成するまで諦めない」

 自分に勝てなければどのような勝負にも勝てない。甘えや誘惑に負けず自分に勝つ事で人としての成長に繋がると、三浦さんは信じる。

 「自分が強くなると、さらに優しくなれる。強ければ強くなるほど周りには優しくなれる。自分でもそう思っている。心が一番磨かれる競技ですね。ボクシングは」と力を込めた。

 2021年春から始まる新たな挑戦。三浦さんは教え子が成長していくのを見るのが楽しみと、いまから目を輝かせている。