岩手県宮古市内の仮設住宅で入居期限が過ぎても住み続けていた男が、市の職員を包丁で脅したとして1月12日逮捕された。男は「ただなので住めるだけ住む」と話していたという。

公務執行妨害の疑いで逮捕されたのは、宮古市田老の無職・鳥居常雄容疑者(65)。

鳥居容疑者は2020年11月、仮設住宅からの退去の説明などで訪れた市の職員に対し、包丁を見せるなどして脅した疑いが持たれている。

鳥居容疑者は取り調べに対し、容疑を否認している。

県によると鳥居容疑者は宮古市にあるプレハブ仮設住宅の最後の住人で、入居の期限は2018年3月だった。

しかし、退去しなかったことから県は調停を申し立て、2020年、宮古簡易裁判所が退去を求める決定を出していたが、鳥居容疑者は「ただなので住めるだけ住む」などと話し、拒否を続けていたという。

県生活再建課では「非常に残念だが今後も丁寧に支援を続けたい」と話している。