東武動物公園が人気アニメ『けものフレンズ』とコラボしたイベントで、4月にペンギンを擬人化したキャラクター「フルル」のパネルを展示したところ、パネルのそばからずっと離れないペンギンがいた。これが「フルルに恋をしたのでは?」とネットで話題になり、一躍人気者となっているオスのフンボルトペンギン「グレープ君」。

この「グレープ君」に関する東武動物公園の公式ツイッターによる2つのツイートが、1つは2万3000以上、もう1つは1万2000以上リツイートされ、話題になっている。

どちらも日本列島を縦断した台風18号に関するもので、2万3000以上リツイートされている17日のツイートがこちら。

台風接近の為、「フルル避難」 グレープ君
ごめんね。( ; ; )

台風18号の接近により、フルルのパネルを避難させたことを伝えるツイートだ。
心なしか、寂しそうにも見える。

そして、1万2000以上リツイートされている18日のツイートがこちら。

「フルル帰宅」 ただいま、グレープ君

こちらは、フルルのパネルを元の位置に戻したことを伝えるツイート。
気のせいだろうか、パネルの帰還を喜んでいるようにも見える。

パネルを撤去した後、グレープ君はどんな反応を示したのか?
そもそも、グレープ君はなぜ、フルルのパネルのそばから離れないのか?
東武動物公園の広報の方に話を聞いた。

パネルが撤去されるのを騒ぐことなく見守っていた

―パネルが撤去されたとき、グレープ君はどんな反応を示した?

とくに騒ぐことなく、パネルが撤去されていく様子を見守っていて、撤去された後も、パネルが設置されていた場所の近くにいました。

―翌日、パネルが戻ってきた後の反応は?

基本、パネルのそばにいます。

「かわいそうだから外さないで」

―これまで、パネルを撤去したことは一度もなかった?

『けものフレンズ』とのコラボイベントがスタートしたのが4月22日で、それ以降、一度も撤去したことはありませんでした。

―コラボイベントが終わった後も、パネルを撤去しない理由は?

グレープがフルルのパネルのそばにいるようになったのは、パネルを設置した4月22日。

その後、その姿が話題になり、「かわいそうだから、パネルを外さないでください」というお客様からの声が多かったため、イベント終了後も設置し続けることにしました。

一日中、パネルのそばにいるわけではない

―グレープ君は一日中、パネルのそばにいるの?

一日中、パネルのそばにいるわけではありません。一日の大半は、パネルの前にいるか、水の中にいるか。つまり、一日の半分ぐらいは水の中にいます。

―夜は離れて寝ている?

ペンギンには寝部屋はないので、パネルが設置されている展示場所で寝ています。

メスとは認識していない

―グレープ君がパネルのそばに居続ける理由は何だと思う?

展示されているフンボルトペンギンには、それぞれお気に入りの場所があり、パネルが設置される前、グレープのお気に入りは別の場所でした。
ところが、パネルを設置してからはパネルのそばがお気に入りの場所になりました。お気に入りの場所が移動したということだと思います。

―パネルをメスと見ている可能性は?

ないです。そういう認識はないと思います。

―なぜ、そう言えるの?

確かなことは分かりませんが…
フンボルトペンギンの寿命は20歳程度で、グレープは今、21歳のおじいちゃん。
目があまりよくないので、誰か人が立っていると勘違いして、パネルを見ているのかもしれません。



(執筆:editors room)