北海道は1月10日、新たに新型コロナウイルスへの感染が確認された89人の詳細を発表しました。
北海道発表分として2日ぶりに新たに3つのクラスターが確認されました。
●飲食店(胆振地方):10人
居酒屋で行われた新年会の参加者が1月7日に陽性と判明し、濃厚接触者の検査を進めたところ、計10人(従業員2、利用客8)の感染が確認されました。
10代から70代で、軽症または無症状です。
約30人が参加していて北海道はこれまで13人にPCR検査を行っています。
●会社主催の個人宅での懇親会(胆振地方):9人
参加者が1月6日に陽性と判明し、濃厚接触者の検査を進めたところ、計9人の感染が確認されました。
10歳未満から50代で、軽症または無症状です。
12月28日から1月3日にかけて複数回開催されていて、北海道はこれまで28人にPCR検査を行っています。
この会合では有効な感染症防止策はとられていなかったということです。
●介護付き有料老人ホーム「川北くらぶ」(帯広市):7人
職員の感染が12月22日に判明し、濃厚接触者の検査を進めたところ、計7人(職員5、施設入所者2)の感染が確認されました。
20代から90代で、軽症または無症状です。
北海道はこれまで96人にPCR検査を行っています。
これまでのクラスターも拡大しています。
●認知症グループホーム(江別市)
新たに職員の感染が確認され、この関連の感染者は計21人(職員9、施設入所者12)となりました。
●飲食店(倶知安町)
新たに利用客4人の感染が確認され、この関連の感染者は計32人(従業員4、利用客28)となりました。
●住宅型有料老人ホーム「北勝館」(音更町)
新たに職員と施設入所者4人の感染が確認され、この関連の感染者は計15人(職員3、施設入所者12)となりました。
【1月10日北海道発表分の感染者情報】
▼空知地方:2人
▼石狩地方:11人
●石狩市:2人
●千歳市:3人
●恵庭市:2人
●北広島市:4人
▼後志地方:9人
●倶知安町:6人(フランス人2人)
●ニセコ町:1人
▼胆振地方:11人
●苫小牧市:9人
●浦河町:1人
▼渡島地方:3人
●木古内町:1人
●北斗市:1人
▼オホーツク地方:1人
▼十勝地方:5人
●幕別町:2人
●音更町:2人(いずれも中等症)
●帯広市:2人
▼釧路地方:4人
●釧路市:6人
▼根室地方:1人
10日は6人(札幌市5、小樽市1)が死亡、感染者は札幌市76、旭川市4、函館市9、小樽市10人が確認され、あわせて188人。5日連続で100人を上回り、4日連続で150人を超えました。
札幌市では新たなクラスターは6日連続で確認されませんでしたが、小樽市の水産加工会社で6人のクラスターが確認され、北海道全体で4つ確認されました。
188人中、60人の感染経路が不明で、重症者は前日と変わらず12人。うち札幌市は前日から1人減り8人でした。
政府は東京と近隣の1都3県(神奈川・千葉・埼玉)へ緊急事態宣言を発令し、"GoTo"トラベルの一時停止も2月7日まで延長。北海道は1都3県への不要不急の往来自粛を要請し、「集中対策期間」としている1月15日まで引き続き感染拡大防止への協力を求めています。
北海道内の感染者は、計14680人となりました。