今日、10月9日が「体育の日」ということはご存知だろう。その一方で、実は「道具の日」という記念日でもあった。東京合羽橋商店街振興組合が「どう(10)ぐ(9)」の語呂合わせで、この日を「道具の日」に制定しているのだ。

道具と言っても職種により様々なものがあるが、今回着目したのは“動物園の飼育員の道具”。
東武動物公園の広報担当の方に“飼育員が使う意外な道具”について話を聞いてみた。

飼育員が使う意外な道具とは?

―飼育員が使う道具の中で意外なものはある?

意外なものと言えば、「熊手」「ペンチ」「メジャー」「砥石」などです。

掃除にはホウキよりも「熊手」を多用

―熊手は何に使うの?

掃除のときに使うのですが、ホウキよりも熊手を使う機会が多いのです。

―それはなぜ?

砂利の上を掃除することが多いので、砂利を取らずに砂利の上のフンだけを掃除するためにはホウキよりも熊手の方が適しているんです。

「ペンチ」は柵の補修や枝切りに使う

―ペンチは何に使うの?

大きく分けて2つの用途があり、まずは柵を補修するために針金を曲げるときに使います。

もうひとつが、細い枝を切るため。
展示の邪魔になった枝を切ったり、動物にえさとしてあげるため、園内にある樫の木の枝を切るときに使っています。

―樫の木の枝はどんな動物が食べるの?

キリンやサルです。

DIY能力も高い飼育員の必須アイテムが「メジャー」

―メジャーは何のために使う?

動物の柵が壊れたとき、ちょっとした修理であれば、飼育員が柵を補修することになっています。その補修の際に、メジャーで長さを測るのです。
女性でもチェーンソーを使って木を切るなどして木の柵を補修していて、飼育員は実はDIY能力も高いんです。

肉食獣担当の飼育員は「砥石」を毎日使う

―砥石は何のために使う?

包丁を研ぐためです。
肉食獣担当の飼育員は動物にあげるえさを自分で切っているのですが、動物性の肉を切ると、どうしても包丁の切れ味が悪くなってしまいます。

そのため、えさを切る前に毎回、飼育員が包丁を研いでいます。
そのおかげで、肉食獣担当の飼育員はみんな、包丁を研ぐのが上手いんです。



(執筆:editors room)