ヌードル・ハラスメント、略して「ヌーハラ」。

麺類を食べる時に、ズルズルと音を立ててすする食べ方が、外国人などに不快感を与えるとして作られた言葉だ。

日本を訪れる外国人観光客が年々増加し、2020年に向けて、これまで以上に世界から注目を集める中、カップヌードルでおなじみの日清食品が「麺をすすって美味しく食べる事に対する文化や価値観の違いによって生まれる軋轢を解消する」として、変わった商品を開発した。

それが、麺すすり音カモフラージュ機能搭載フォーク「音彦」。

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すすり音も心地よい音楽へ

TOTOが製造販売するトイレ用の擬音装置「音姫」に着想を得たというこの商品。麺をすする自然な音に、全く別の音を絶妙な間隔でかぶせることで快適な時間を作り出すという。

フォークに搭載された高性能集音マイクが麺すすり音を感知した瞬間、近距離無線通信を通じてスマホに情報が送られ、スマホから麺すすり音をカモフラージュする音源が流れ出す仕組となっている。

「森の木琴」「シンフロ」「湯〜園地」などの数多くの話題作を手掛け、自然音から楽曲を紡ぐ清川進也氏がサウンドプロデューサーをつとめている。膨大な麺すすり音を収集・解析。麺すすり音の特徴点を抽出し、かすかな麺すすり音も見逃すことなく、心地よい音楽へ変換するという。

清川氏は「僕が言うのはおこがましいですが、『音彦』ってひとつの幸福論だと思うんです。他者に気を使って麺をすすっていた人に思い切りすする自由を提供することもそうですし、今まで麺をすすったことがない人も、この『音彦』によって新しい体験へと踏み出し、新しい幸せを感じることがきっとできる」などとコメントしている。

この「音彦」は、日清食品グループオンラインストアの1周年記念商品開発プロジェクトの第1弾として発表したもので、クラウドファンディングによる数量指定の完全受注生産販売。10月23日(月)から12月15日(金)までの申込期間中に、予約申込数が5000個集まった場合だけ販売するという。

販売価格は1セットで14,800円(税込)と、フォークとしてはかなり高額だ。日清食品のアイデアは受け入れられるのか、注目される。


(執筆:editors room)