「いつ、どこで、だれが、何を、どのように」がすぐにわかるSNSの投稿。しかし、公開範囲を細かく設定できないため、個人的な内容ほど投稿を躊躇することも多い。そこで利用したいのがカップルや夫婦、家族など、より距離感の近い人たちだけで共有できるSNSだ。

毎日直接コミュニケーションを取ることはもちろん大切だが、できない部分を補うという意味で、夫婦関係にSNSがひと役買うこともある。特徴を活かして使えば、絆をより深めることができるだろう。

家族行事をプロジェクト化してカレンダーで共有

たとえば、カレンダー共有アプリ「TimeTree」は家族行事をカレンダーにまとめて複数人で共有することができる。

この記事の画像(10枚)

「TimeTree」
https://timetreeapp.com

「夫婦や家族で良い関係をつくるためには、密なコミュニケーションが欠かせません。『TimeTree』を活用して夫婦や家族間が情報共有できれば、コミュニケーション不足によるすれ違いをなくすことができます」

そう話すのは、同アプリのサービス提供を行う株式会社JUBILEE WORKS広報の山田さん。「TimeTree」のさまざまな機能が、夫婦や家族のコミュニケーションを助けてくれるという。

■カレンダー共有
夫婦や家族でカレンダーを共有。夫婦間でお互いの動きを把握しておけば、スケジュールの食い違いやダブルブッキングを避けることができる。また、地域行事や学校行事、帰宅が遅くなる日なども記入しておけば、行き違いによるトラブルの防止にも役立つ。子どものお迎え、保育園や学校からの呼び出しにどちらが対応するかなどを判断する際にも役立つという。

■複数のカレンダーを共有
祖父母、シッター、学校のママ友だちなどと情報を共有することも可能。相手や目的に応じてカレンダーを使えば、ピクニックやBBQなどイベントに向けた予定調整も気軽に行える。

■更新通知とチャットスペース
予定ごとにコメントや画像の投稿などができるため、事前準備のタスク管理や思い出の共有なども楽にできる。祖父母、シッター、学校のママ友だちなどと情報を共有することもできるそう。

■キープページに候補日を登録
まだ決定事項ではないイベントや約束をキープページに登録しておけば、チャットスペースで「これ行こうか」などと呼びかけて調整できる。

「日々顔を合わせる夫婦といえど、お互いに仕事をしていると会話をする時間も限られてしまいます。目的に応じた情報共有・コミュニケーションをしていくことで、家庭から無駄なすれ違いをなくしてくれると思います」

そう山田さんは話す。

世の中の情報量は急速に増え、コミュニケーションスピードもあがっている。無理のない範囲で互いのスケジュールを把握しておけば、すれ違いから生じるトラブルを未然に防ぐことができそうだ。

楽しく子育てしながら“孤育て”をなくす!

次に紹介する「家族アルバム みてね」は、招待した相手だけに子どもの大切な写真や動画を共有できる写真・動画共有アプリ。運営するミクシィ広報部の池谷さんに話を聞いた。

「家族アルバム みてね」
https://mitene.us

「『家族アルバム みてね』は、『子育てをもっと楽しく』や『““孤育て”をなくす』を目標に開発したアプリです。夫婦や家族のみで繋がれるため、気兼ねなく子どもの写真や動画を共有できます。見るだけでなくコメントを付けたりして家族みんなが楽しくコミュニケーションを取れるのが特徴です」

同社が定期的に行なっている利用者へのインタビューでは、夫婦それぞれがSNSを利用している場合、「お互いの知りたくない情報を見てしまった」「知られたくないから投稿やコメントを控えている」という意見があったという。しかし「みてね」は夫婦や家族しか繋がっていない安心感があり、それが利用のしやすさに繋がっているそうだ。

■無料・無制限で子供の写真、動画をアップロード
子どもの写真や動画を無料・容量無制限で高速アップロード。容量を気にすることなくひとつの場所に共有していける。また、撮影した写真や動画は月ごとに自動整理され、月齢も月ごとに表示されるので、左右にページをめくれば成長の記録を振り返ることもできるという。

■家族だけで楽しくコミュニケーション
子どもの写真を閲覧できるのは招待された家族のみ。共有される写真や動画の1つひとつにコメントできるほか、登録中の家族がアクションを起こすと通知が届き近況がわかるなど、リアルタイムにコミュニケーションを楽しめる。夫婦だけでなく、遠方の祖父母などとの距離も近くなる。

■1秒動画の無料作成とフォトブック作成機能
動画を20本以上アップすると、動画を1秒ずつ切り取ってつなぎ合わせて子どもの成長がギュッと詰まったムービーが自動作成される。また、アップした写真を利用したA5サイズのフォトブックをアプリ上で作成・注文できるサービスも。フォトブックは記念として手元に残しても、アプリ利用が苦手な祖父母へのプレゼントにしても良い。

「スマートフォンの普及によって写真や動画の撮影もより手軽になりました。これから先、子どもの写真・動画の共有需要はもっと高まるでしょう。将来に渡って家族で楽しんでいただけるサービスを目指すとともに、より多くのご家族にご利用いただけるように努めていきます」

そう池谷さんは語ってくれた。

ひと言にSNSと言ってもその内容はさまざま。自分たちにはどんなものが合っているのか、背景や用途に合わせた賢い選び方や使い方してみる。それがSNSを使って夫婦の絆をより深めるコツかもしれない。

文=安東 渉(EditReal)
編集=村上 広大(EditReal)
イラスト=浜名 信次(Beach)
モーションデザイン=濱本富士子(Beach)