嫉妬した経験のある男性は意外と少ない…?

嫉妬心を抱いたとしても、自分の中でグッとこらえて表には出さない。男性の場合、そのパターンが多いのではないだろうか。しかし、嫉妬も限度を超えると、表出してしまうことがある。世の男性の中には、嫉妬が行動として現れてしまった経験や、逆に被害に遭った経験を持つ人もいるはずだ。

そこで、男性の嫉妬事情を調査するため、ホウドウキョクでは30~40代の男性100人を対象に、独自アンケートを実施した(インターネットによる独自調査。調査期間:2017年6月実施。調査協力:ネオマーケティング)。

世の男性達は、同性に対して嫉妬心を抱いたことがあるのだろうか?

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同性に嫉妬した経験がある人は、1/4しかいないという結果が出た。思ったより少ない印象だが、この結果は男性特有の心理によるものかもしれない。産業カウンセラーの川村佳子さん曰く、「男性は嫉妬を表に出さない傾向が強い」とのこと。本当は嫉妬した経験があっても、グッとこらえている可能性は否定できないといえそうだ。

気になる存在は“学生時代の友人”

誰に対して嫉妬したかも聞いてみた。

特に多かったのが「学生時代の友人」。嫉妬した理由を聞いてみると、「必要以上にもてるから」(36歳)、「自分が持っていないものを持っていて輝いて見えたため」(45歳)学生時代に憧れも含んだ嫉妬心を抱いたパターンと、「収入が多かったので」(40歳)社会に出てから相手との差にショックを受けたパターンがあるようだ。

2位となった「会社の同期」に対しては、「上司が自分でなく同僚を主として仕事を頼んでくる」(47歳)、「会社が同期贔屓ばかりする」(45歳)など、相手が特別扱いされていると嫉妬するようだ。3位の「タレント・作家などの著名人」には「サッカーが好きなので才能がある人に嫉妬します」(44歳)と、自分にはない才能を羨ましく思う気持ちが嫉妬につながっている。

嫉妬を解消する方法も聞いてみると、「自分がそれ以上になろうと努力した」(48歳)、「自分の市場価値を高めるしかない」(36歳)と見返すために努力している人がいた。しかし、大多数は「違うことを考える」(35歳)、「解消なんてできないので我慢するしかない」(47歳)、「やけ酒」(43歳)など、諦めに近い感情を抱いていた。他人の才能や魅力に匹敵するほどのスキルを身につけるには、相当の労力がかかるからかもしれない。

「嫉妬された」と感じたことのある男性は圧倒的少数派

逆に、嫉妬された経験についても聞いてみると…。

これまでの結果から読み取れる“男性は嫉妬したことを表に出さずに我慢する人が多い”という傾向と比例するように、「嫉妬された」と自覚している人も少なかった。

「嫉妬される」と感じるからには、何かしら理由がある。こんな嫌がらせを受けたという声があった。

「女性の前でネガティブキャンペーンをされた」(36歳)

「うそ偽りを上司に報告された」(42歳)

嫉妬すると、周囲からの評価を下げる行為に走る危険性があるといえそうだ。

嫉妬から逃れる方法も聞いてみたところ、「一貫性を持って行動する」(49歳)と自分自身の行動を顧みる人もいれば、「相手と仲良くする。相手を持ち上げる」(42歳)と嫉妬してくる相手との関係性の修復に動く人もいた。正解はないが、自分がなぜ嫉妬されてしまうのか、振り返ってみると対処法も見つかるだろう。

男性間の嫉妬は少ないという結果が出たが、決してゼロではない。繰り返すが、男性は嫉妬心をあまり表に出さない生き物。気がついていないだけで、激しく嫉妬されている可能性もある。他人事ではないと考えておいた方がよさそうだ。



(執筆:有竹 亮介)
(グラフ・イラスト:さいとうひさし)