「妻の他人を見るような目に耐え切れなかった」

28日、川崎市宮前区のアパートで行われた現場検証。

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神奈川県平塚市の海岸で27日、太ももから下が切断された女性の遺体が見つかった事件で、警察は28日川崎市宮前区の会社員、平聖也容疑者(26)を死体遺棄の疑いで逮捕した。

27日未明、平容疑者は妻の楓吹さんの遺体を平塚市高浜台の海に遺棄した疑いが持たれていて、遺体は楓吹さんだと確認された。

27日、平聖也容疑者は自宅近くにある高津警察署に自首した。その際、平容疑者は「罪悪感に耐え切れなくなった」と話した。

調べに対し、平容疑者は「妻の他人を見るような目に耐え切れなかった」と供述している。

さらに平容疑者は「スーツケースに遺体を入れて車で運んで海岸で遺棄した。両脚は切った」と容疑を認めている。

遺棄現場から直線距離で約40km離れた自宅アパートの検証で、警察は、スーツケースのような灰色の箱を持って出てきた。

平容疑者は「遺棄に使ったスーツケースを部屋に持ち帰った」と話しているといいう。

近所の人によると新築まもないアパートで2人が暮らし始めたのは約半年前。
当時の様子について住民は「最初は若い夫婦が新しい家をきれいにする感じで、家具の配置をどうするかみたいなやりとりが見れて、仲良さそうだった」と話す。

警察は、妻の楓吹さんの遺体の司法解剖を行い死因を捜査。また、平容疑者は殺害についても話し始めているということで、警察は殺人の疑いでも捜査を進めることにしている。

(「Live News it!」6月28日放送より)