秋田テレビの2021年のキャッチコピー「ぎゅぎゅっと」に合わせて、秋田県関係者に今年にかける思いを伺っている。6日は、新型コロナウイルスの対応にあたる秋田県健康福祉部の佐々木薫部長に聞いた。

 県内で新型コロナウイルスの新規感染者が確認された際、たびたび会見に登場する男性。県健康福祉部の佐々木薫部長だ。

 佐々木部長は、秋田市出身の59歳。1985年に秋田県庁に入庁し、医務薬事課長や由利地域振興局長などを歴任。2020年4月から健康福祉部長を務め、新型コロナウイルスの対応などにあたっている。佐々木部長は「身近なところで感染が確認され『新型コロナが秋田にも来たんだ』と思い、この後どうなるか不安な気持ちでいたところ、2020年4月に健康福祉部長を命ぜられた。秋田に押し寄せてくる足音のようなだんだん近づいてくることを感じつつ、いつになったら感染拡大が終わるのかという気持ちも持ちながら職務に励んでいる」と、当時の心境を語った。

 県内では、2020年3月から新型コロナウイルスの感染者が確認され、12月には50人と急激に感染者が増えた。全国的には鳥取県に次ぎ2番目の少なさとなっているが、飲食店や職場など5つのクラスターが確認された。佐々木部長は「秋田県の場合は、始めは県外から持ち込まれたり、帰省客の感染だった。飲食店など会食の場を通じて感染したケースも多かった。2020年140例で抑えられたのは、県民の皆さまが基本的な感染防止対策に努め、対応できた結果だと思っている」と振り返る。

 首都圏を中心に緊急事態宣言の再発令が検討されるなど、新年を迎えてからも全国的に感染拡大が続く一方、いまの時期はインフルエンザにも注意が必要だ。これからの時期の注意点について、佐々木部長は「寒いので風邪をひきやすい時期だが、日ごろの生活で十分に睡眠をとり、バランス良く栄養をとって免疫力を高めてほしい。ある程度新型コロナウイルスの感染があり得ることを前提に日常生活を心掛けていかなければならない。今年の春先からワクチンの接種も始まるのでそういったことで新型コロナが収束できれば」と話した。

 佐々木部長に2021年の抱負を色紙に書いてもらった。「『ぎゅぎゅっと、コロナ対策』。去年は新型コロナウイルスの感染が拡大して、県民の皆さんがたいへん苦労された。ことしは新型コロナウイルスに打ち勝って、健康寿命日本一を目指しましょう」と、県民に呼び掛けた。