「デカイ顔」

音楽・映画・インタラクティブが融合した世界最大規模のイベント「SXSW(サウスバイサウスウエスト)」。会場となる米テキサス州オースティンにて、デカイ顔をする日本人と遭遇した。

ニフティ株式会社 瀬津勇人さん(左) 林雄司さん(右)
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文字通り、物理的な意味で「デカイ顔」をしている。

実はこちら、ニフティが運営するインターネットメディア「デイリーポータルZ(DPZ)」が手がけるデカイ顔が体験できるワークショップ。

仕掛けは非常にシンプル。段ボール箱にOHPなどで使われている拡大レンズがとりつけられている。この箱をかぶれば顔が大きく見えるというものだ。

これまで、オーストリアで開催されるメディアアートの祭典「アルス・エレクトロニカ」にも招待されるなど、すでに世界各国で活動している。

しかし、ITや最新テクノロジーが集まるSXSWになぜ出展しているのだろうか?発案者の林雄司さんたちにお話を伺った。

「面白さは変わらない」

ーなぜ段ボール箱の展示を思いついたのですか?

「最初はテクノロジーを活用したワークショップとして、参加者の顔を3Dモデリングでスキャンし、ペーパークラフトでデカ顔を制作していました。しかし、オーストリアでの開催が決まった際に、ペーパークラフトは時間がかかるし、プリンターも現地で準備できないなと」

「そこで考えたのは、とにかく顔が大きくなればいいのではないか。レンズをかぶるだけでいい、面白さは変わらないので。それで、段ボールを現地調達して制作する今の形になりました」

ーアメリカでの反応は?

「とてもシンプルなので、評判はいいです。一度やった人が、友達を連れてきて、何度もやってくれています。大阪のおばちゃんたちに体験してもらった時と感覚は近いですかね」

会場では、世界各国のSXSW参加者が次々と体験し笑いがこぼれている。

ニフティ株式会社の瀬津勇人さんは目的をこのように語る。

「今回はニフティを世界に拡めるためのブランディング活動の一環ですね。ニフティはインターネットそのものを一つの文化だと思っていて、このようなくだらないことにも皆で協力する社風があるんです」

SXSWのような世界各国から一同に集まるカンファレンスでは、限られた会期中に多くの人に出会わなければもったいない。会場では参加者同士が交流するきっかけ作りにも大いに貢献していた。