「日本のプレゼンスが格段に上がっていて驚いている」
イギリス、フランス、中国、ブラジル、メキシコ…。
まるで万博のように世界各国から様々なテクノロジーやアイデアが展示される注目のイベント「トレードショー」が、米オースティンで開催されているSXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)で始まった。

会場は、各国のパビリオンのほか、健康パビリオンやソーシャルインパクトパビリオン、スタートアップパビリオンなどテーマごとに分かれ、それぞれ自慢のアイデアを披露している。
日本からも多くの出展者が連ね、特別にパンフレットや広告などが作られた。

ひときわ大勢の人だかりができていたのが、「スシ・テレポーテーション」と書かれていたブース。
食べ物の味や食感をデータ化して遠隔地で再現するというサービスで、恋人が作った料理を外国や月で再現したり、アイドルが振る舞う料理をQRコードでプレゼントしたりすることなどが可能になるという。

食材をピクセル単位にわけることで、「外はカリカリ、中はふわふわ」などの食感や、「表面は甘酸っぱく、中身は甘い」などという味を再現できるというものだ。
現在は5ミリ単位くらいの精度ということだが、ピクセル単位が1ミリ以下など小さくなっていけば満足度はより高くなっていく。
会場の都合で本物の食材を展示できなかったというが、すでにおでんの大根などを遠隔地で再現できているという。
日本も含め初披露ということで、取材中にも外国人から「一緒に研究開発できないか」といった声がかかっていた。

食材をピクセル単位にわけることで、「外はカリカリ、中はふわふわ」などの食感や、「表面は甘酸っぱく、中身は甘い」などという味を再現できるというものだ。
現在は5ミリ単位くらいの精度ということだが、ピクセル単位が1ミリ以下など小さくなっていけば満足度はより高くなっていく。
会場の都合で本物の食材を展示できなかったというが、すでにおでんの大根などを遠隔地で再現できているという。
日本も含め初披露ということで、取材中にも外国人から「一緒に研究開発できないか」といった声がかかっていた。


日本のブースは例年、「見せ方」にこだわった展示が多く、各ブースで初日から行列ができていた。
会場を訪れていた経済産業省の前田泰宏審議官はホウドウキョクの取材に対し、「私は去年もSXSWに来たが、日本のプレゼンスが格段に上がっていて驚いている。海外の人たちとオープンイノベーションで新しいものが生まれると思う。オールジャパンとしてやっていけるように後押ししていきたい」と語った。
トレードショーは14日まで開催されている。


(執筆: 清水俊宏)