雲仙普賢岳の噴火災害で大量に発生した土石から市民生活を守るための砂防施設内の除石作業を、地場企業が、初めて単独での無人化施工で請け負っています。

オペレーターは安全な場所にいて重機を遠隔操作する無人化施工は、危険性が高い現場で防災工事を進めるため、普賢岳噴火災害をきっかけに確立されました。

大型砂防施設の建設をほぼ終えて、今後は、砂防施設内に大雨の都度堆積する土石の除去が、主な作業です。

これまでは、工事の大半を大手企業が担ってきましたが、雲仙復興事務所は、島原発の無人化施工のノウハウを、県内企業に培ってほしいと呼びかけていて、今回、地場企業が、初めて単独で受注しました。

(株)吉川組 「正直、有人よりやや効率落ちるが、安全に作業できるという意味

ではメリットかなと思う」

雲仙復興事務所 所長 「この地域の中だけでなく、地域の外でも、災害が起きた時に、島原の企業の皆さんが災害支援に駆け付けられるくらい技術力が高まってく

ると、被災した地域が、その経験をいかして、特有の技術を身に付けているというような、そんなことにつながったらいいなと」

この日公開されたのは、水無川流域・赤松谷川上流部の除石工事で、設計値に基づき、重機が掘り下げる深さを自動制御するシステムが導入されています。

今回は、来年3月末までに約2万立方メートルの土石を取り除く予定です。