Twitter、Airbnbなどが受賞

日本は2年連続の快挙なるかが注目されたインタラクティブ・イノベーション・アワード。

米テキサス州オースティンで開催されている「音楽」「フィルム」「テクノロジー」で世界最大規模の祭典SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)で14日、受賞者が発表された。

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イノベーション・アワードは、2007年にはTwitter、2011年にはAirbnbがアワードを受賞して一躍有名になった。毎年3月に発表されるこのアワードは、今やスタートアップ企業の登竜門と言われている。

去年は「STUDENT INNOVATION」部門で、東京大学の学生チーム「BionicM」がアワード受賞の快挙を成し遂げた。 

受賞したのは「群知能」

今年のSXSW2018で日本企業からは、「AI & MACHINE LEARNING」部門に日本のアカツキが手がけたMR卓球アクティビティ『PONG!PONG!』がファイナリストにノミネート。

また、同じ部門には北米トヨタが提出した『Toyota Mirai-AI』もファイナリストにノミネートされていたが、どちらも受賞とはならなかった。

「AI & MACHINE LEARNING」部門でアワードを受賞したのは、サンフランシスコの企業が開発した「SWARM AI」。

スウォームとは「群れ」という意味。「人間の群れ」をオンラインで統合するインターフェイスとアルゴリズムで、多様なグループの知識、知恵、洞察力、直感をつなぎ、知性を大幅に増幅するというAI(人工知能)だ。

鳥やハチ、魚、アリでさえ、きちんと家に戻ることができるのはなぜかということに注目し、「群れ」を形成すると問題解決に向けた知的能力が上がると推測し、人間に応用した。

スウォームAIシステムを使用して、5週間にわたる英国プレミアリーグサッカー50試合すべてを予測したところ、単独では平均55%の精度だったが、群れの中で一緒に予測すると72%の予測精度に増幅されたという。

「スウォームAI」は、名前を付けるとすれば「群知能」と呼ぶべきもの。

『SWARM AI』は大賞を獲得した。「群知能」という考え方は、日本メディア初で公式セッションに登壇したホウドウキョクが語ったテーマでもあり、今後のトレンドになると言えそうだ。

ほかの部門では「ウェアラブルテック」部門で、グーグルがリーバイスとコラボレーションして作られた電気を通すデニムジャケット『JACQUARD』、「リスポンシブ・デザイン」部門では、タイムズスクエアの映像が立体に見える『THE COCA-CORA TIMES SQUARE BILLBOARD』などが選ばれた。



(執筆: 清水俊宏)