みなさん、eスポーツって聞いたことありますか?eスポーツ(エレクトロニック・スポーツ)とはコンピュータゲームの対戦を競技化したもののこと。

現在、中国で急拡大するそんなeスポーツ市場について、世界の面白ニュースをギュギュっと凝縮したクーリエジャポン 井上威朗編集長に伝えてもらいました。

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先日このeスポーツ、つまりコンピューターゲームが2022年に中国の杭州で開かれるアジア競技大会から正式種目に加わることが決定。なんと、アジア版のオリンピックでゲーマーがするゲームが正式種目になるのです。中国が開催国の特権を活用して杭州アジアゲームでこのeスポーツを正式種目にしたとのこと。

今回のポイントは、開催都市が中国・杭州ということ。この地は、中国の巨大IT企業、アリババグループの本社がある都市。

いま、中国政府はアリババと組んで、国家ぐるみでこのeスポーツを皮切りにスポーツコンテンツビジネスを育成しようと躍起になっているのです。2014年、中国政府が「スポーツ産業発展の加速とスポーツ消費の促進に関する若干意見(以下「若干意見」)」 という文書を公布。政府が「スポーツで経済発展を!」とはっきり宣言しています。

オリンピックなどでも国が本気でバックアップしたらメダルも夢ではない中国。同じように、ゲーマーを国家ぐるみで育てようとしているのです。それはなぜか?どうやら、中国の抱える深刻な問題が関係しているのです。

今までは、安い労働力を使って世界の工場として成長してきた中国。
ところが国が豊かになり、人件費も高騰。製造業では成長に限界が来ているのです。しかも、大学を卒業しても就職できない若者が急増し、eコマースなどベンチャー系の企業に、就職できない若者が大量に流れ市場が急拡大。かなり飽和状態になってきているとのこと。

アリババとしても、スポーツコンテンツビジネスの発展によりクラブチーム、選手、スポンサー、広告代理店などの分業体制ができ、新たなビジネスモデルになりつつあります。しかも、国際的なスポーツイベントでメダルを取れば国威発揚にもつながる。中国政府にとっても、アリババにとってもWINWINな関係ができるというわけなのです。

そんな中、新たなビジネスも生まれてきています。それが「遊戯陪玩」。日本語に訳すと「対戦相手」という意味で、美女と戦えるという「珍」ビジネスです。

よく見ると「遊戯陪玩」以外に、「語音交友」(オーディオ交流)、「視頻交友」(ビデオ交流)という項目にわかれています。それぞれに特徴や得意なゲーム、受注可能な仕事はオンラインなのかオフラインなのか、顔は見せるのかなど記載されています。

さまざまな「遊戯陪玩」募集サイトから、条件のみ抜き出してきたという記事を見ると稼働可能時間、プレイ可能なゲーム、値段などに加え年齢や身長、身体的特徴、さらには「成熟した魅力」とか「セクシー」「セクハラも怖くないわ」などという思わせぶりな言葉も並んでいます。

実のところ、いかがわしい噂がゼロなわけではないようですが、利用体験などを見ると「頼んだ女の子がとても強かったので感動した」などというレビューも。世の中には、いろんなビジネスがあるものです。


(執筆: LUNCH TAG )