今月15日、ツイッター上に「これすごいww加工精度の無駄遣いww(褒め言葉)」というつぶやきと一緒にあげられていた動画が凄いと現在3万6000リツイート以上され話題になっています。

 
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一見、何にも書かれていない平らな金属板ですが上にあるボタンを押すと武田金型製作所」の文字が飛び出してきます。ボタンを離すと文字はひっこんでいきます。あるはずの繋ぎ目がほとんどわかりません。これを作ったのは文字にもなっていた「武田金型製作所」。新潟県燕市にある従業員18名の金型製作を行う小さな町工場でした。

どのように作られているか聞いたところ、1000分の3ミリの精度で加工できる「ワイヤーカット放電加工機」を使用し、1枚の金属板から文字部分、もう1つの金属から周囲の枠部分をそれぞれ切り出し、サイズを合わせ組み合わせたということでした。製作時間は120時間

燕市・三条市は、金属食器や金型など金属加工で有名な地域ですが、仕事の金型を作るときはここまで精度を求められることはないそうですが、工場の技術を知ってほしくて作ったということです。

 
 

今回ぜひ、実際に見てみたいとお願いしたところ「取扱い厳重注意で…」という約束のもと、製品を送っていただきました。一点モノなので金属の表面は触らないように注意してスタジオでも実演しました。

 
 

久下真以子アナ
今切れ目みたいの見えます?

速水健朗
見えない。ボタン押すよ。オオーッ

沼田健彦(GREEN FUNDING byT-SITE代表
すごいこれ!

久下
ツイッターに動画をあげていた方は、新潟県内で行われていたイベントでたまたま見かけて驚きを隠しきれず、思わず動画撮影をお願いし載せたところ一気に拡散されたそうです。

速水
そうじゃなきゃぼくら知らなかったってことか。

沼田
そうですね。社名にしておいてよかったですね。一気に覚えられますね。

実はこれは2作目で、1作目の「mgn」の文字が浮かび上がるものも昨年ツイッターで拡散され話題になりました。漢字で文字数も増えたのでやはり今回のほうが難しいそうです。

 

久下
工場の方々もこのように話題になっていることに対して、日本の町工場でもこんな事ができると知ってもらえて大変うれしいということでした。

速水
鋳型とか金型工場の人たちって新潟の方が多いんですけど、何を自分たちがやれるか実は瀬戸際に追い詰められていて、「3Dプリンターがでてきて金型って駆逐される」と言われてる。ただ、こういう技術で「3Dプリンターの精度とは全然違うんだ」っていうことを言いたい。それをアピールする方法がまさにこれ。精密機器ってすぐに機械がそんなの超えちゃうって思ってたら、意外と人が強いっていうのはすごい話。

石井克昌(法廷画家
すごいですね。自分の名前で作って床の間に飾っておきたい。仕事で結果出したらグーッて(笑)。よしよしみたいな。