トランプ大統領と習近平国家主席の首脳関係が岐路にさしかかっています。その意味で、日本時間の20日にかけてワシントンで行われる米中包括経済対話の行方が注目されます。

4月の初会談以降、トランプ大統領は、北朝鮮対応で習主席の協力を得るため貿易問題では無理難題は言わない…という構図でした。

しかし、北朝鮮問題は、習主席が言ったとされる「100日間待ってほしい」という100日間で進展はなく、トランプ大統領は不満たらたら。当然の流れとして、貿易問題でも不満が募っています。

そんな中での「経済対話」です。

中国側ヘッドの汪洋副首相は、秋の共産党大会を最優先する習主席の意向を踏まえ、米中の衝突回避を至上命題に、妥協は必要最低限で難題は先送りすることを基本戦略とし、経済の「100日計画」の形を整える作戦と思われます。

予測不能なのはトランプ大統領の出方です。

ロシアゲートに加え、議会上院でオバマケア代替法案がとん挫するなど国内での失点続きをカバーするために、貿易赤字の削減で中国にきつい要求を行うことも考えられます。

トランプ・習体制で初の「経済対話」は、今後の米中関係、2人の首脳の関係を見ていく上で大きな転機になる可能性があります。