「あなたは半年前に食べたものでできている」
こんなタイトルに魅かれて思わず手に取ったのが、食欲コンサルタント、村山彩さんの著書だった。
その村山彩さんの新刊が『やせる冷蔵庫』。
食欲と身体の関係、そして「やせる」と「冷蔵庫」の関係は?
ホウドウキョクでは、村山さんにお話を伺った。

人の身体は「半年前に食べたもの」で構成されている

「食欲コンサルタントという仕事を始めたのは、私自身が10年ほど前に暴飲暴食で身体を壊したことがきっかけです。この仕事を通じて、食生活と運動の視点から、太ってしまう悩みをなくすお手伝いをしています」(村山さん、以下同)

気になる「あなたは半年前に食べたものでできている」の意味を村山さんはこう話す。

「みなさんの身体は約60兆個の細胞でできています。その細胞の材料が食べたものです。細胞が入れ替わるスピードは、粘膜系で2、3日。骨のような硬いものだと年単位なので、平均すると半年ぐらいで細胞が入れ替わります。つまり半年前に摂取した食べ物でいまの身体はできているのです。いま体調が悪いとすれば、半年前の食生活を振り返らないといけません」

では、人はなぜ食べ過ぎたり、体に悪いものを食べてしまうのか?

「自論ですが、人は受けたストレスを、刺激で打ち消そうとします。ストレスが大きい場合は、強い刺激でないと相殺できません。ストレスの根本を解決することも大切ですが、それに対してよりよい方法で向き合うことが大切です」

つまり、適量・適当な正しい食事をとることが大切なのだが、では「正しい食欲」とは何なのか?

「たとえば走れば、糖質が失われ、タンパク質を使い、汗とともにミネラルが外に出ます。こうして使った分、失った分を、単純に身体に取り込むのは正しい食欲です。しかし、全く動いてなくても甘いものを食べたい、失ってないものを食べるのは口先だけの間違った食欲です。食欲のセンサーが壊れていると言えます。体重が増えてしまうのは、食べたものが多いか食べたものの質の問題です。太るのは消費したカロリーと摂取したカロリーのバランスが崩れているからですね」

冷蔵庫を整理すると、なぜやせられるのか?

さて、村山さんの著書のタイトル「やせる冷蔵庫」だが、「やせる」と「冷蔵庫」はどう関係するのだろうか。

「食べものが入っている場所が冷蔵庫です。冷蔵庫の中身はイコールあなたの身体なので、その冷蔵庫を正しい食事ができるように整えておくことが大切。”やせる冷蔵庫”とは、何も考えなくてもバランスよく食べられるような冷蔵庫にすることです」

具体的に冷蔵庫をどう整理するかというと…。

「まず、冷蔵庫の中にあるものを全部外に出します。思ったより入っているので、みなさん、こんなに入っていたんだとビックリします」

そして冷蔵庫を12のゾーンに分割するという。


まず、目に見えやすい目線の高さの段には、太りにくく栄養価の高い食材を置く。また、朝食セットや消費期限の近いものも見えやすい場所に置くことが肝心。朝食セットを置くことで食べる習慣を身に付けることができるし、消費期限の近いものの見える化で、冷蔵庫の中の代謝をあげていくのだ。

卵は中央に置く。卵は完全栄養食だからだ。

一方見えづらいところには、アルコールや乳製品を置く。

乳製品は脂肪分が多く太りやすいため、1カ所に固めておけば、1日分の摂取量を把握しやすくなり、脂肪分を取り過ぎることがなくなる。

体重にお悩みの方は、これを読んだら、冷蔵庫の整理を実行してみてはいかがだろう?

■村山彩さんの著書
『あなたは半年前に食べたものでできている』(サンマーク出版/本体1400円+税)
『やせる冷蔵庫』(サンマーク出版/本体1300円+税)



2月21放送「ホウドウキョク×GOGO」より