男子大学生の料理記録がすごい!

365日、毎日の生活に欠かせない食事。
外食で珍しい料理に出会った時に写真をパチリ…というのは経験がある人も多いだろうが、毎日の「おうちごはん」の記録が、今twitterで大きな話題となっている。

「男子大学生が約半年間インスタに料理を投稿し続けた結果です。どうでしょう」

現在、大学4年の男子学生、ひろ(@hirosryouri)さんが投稿した、最近作った料理の写真と、さかのぼること半年前の料理の写真。

左が半年前の写真、右が最近作った「手作りごはん」
左が半年前の写真、右が最近作った「手作りごはん」
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具だくさんのパスタやとろとろに仕上がっている親子丼など、半年前の写真も十分においしそうな仕上がりだが、現在の写真はまるでお店のよう…

並べてみると、パスタにスープや、丼物に漬物といった組み合わせのメニューが多かった半年前に比べ、品数や食器のバリエーションも増え、豪華に!

「半年前」のメニューもおいしそうだが…
「半年前」のメニューもおいしそうだが…
華やかさアップの現在の写真たち
華やかさアップの現在の写真たち

この投稿には「きれいで美味しそう!」「もとからすごいスキルだけど、さらに進化してる!」「盛り付けや料理のスキルアップもだけれど、食器のレパートリーも…勉強になった」などのコメントが続々寄せられ、29万件を超える「いいね」がつくなど、大反響。(12月4日現在)

インスタにはほぼ毎日アップしているが、Twitterはその一部。だが、これだけでも「継続は力なり」という言葉が浮かんできそうな投稿で、半年間作り続けたことで格段に成長している。
そもそも毎日の食事を記録し始めたきっかけなど、投稿者のひろさんに色々と聞いてみた。
 

母の影響で小学生のころから料理をスタート

――料理を始めたきっかけは?

料理を始めたきっかけは、 大きく分けて2つあり、 1つは母の影響です。 母が栄養士の資格を持っており、僕が小さい頃から健康的でとても美味しいご飯を作ってくれ、 その姿をよく見ていたから、そしてよくお手伝いをしていたことから気づかないうちに料理に触れていたのだと思います。

2つ目は、小学生のときの朝ごはんを作って発表するという宿題です。 その時はエビチリを作ったのですが、母の助言を得て、買い物から完成まで作りました。 その時初めて本格的な料理をして、料理の楽しさや奥深さ、買い物の楽しさ、様々な点に魅力を感じ、そこが料理にどハマりしたきっかけだったと思います。


――手作りごはんの投稿を始めたのはなぜ?

最初は、友人や家族以外の自分の料理に対してのご意見やご感想を聞いてみたいというシンプルな理由でした。 今では、フォロワーさん達からのコメントやメッセージがとても嬉しく、日々の励みや料理のモチベーションになっており、その繋がりをこれからも続けていきたい思い投稿しています。 また、Instagramに投稿するたびに、自分の中で試行錯誤をしたり、盛り付けを工夫してみたりと、大好きな料理の成長にも繋がるので投稿をしています。

左は「夏祭り屋台セット」などのユニークなメニューの日も…
左は「夏祭り屋台セット」などのユニークなメニューの日も…

――料理は独学?

母から助言やアドバイスを貰うことが時々あります。 その他には取り扱い方がわからない、初めて使う食材などはネットで調べたりするなどしています。
 また、作ったことのない料理などはネットにあるレシピや本をみて、 そこからオリジナルな食材を加えたり、調理法を増やしたり変えたり、調味料自体を変えたり、調味料の量を変えたりしています。 なので、基本的にオリジナル、独学が多いです。

洋風・和風などレパートリーもいろいろ
洋風・和風などレパートリーもいろいろ

小学生のころに料理の魅力を知り、料理を始めたというひろさん。
きっかけとなったひとつには母親の影響があるというが、今でもたまに助言やアドバイスをもらうことがあるそうだ。


――自炊はどのくらいの頻度で?

インスタグラムに載せている日以外も、基本的に自炊をしており、 現在大学4年生で授業も基本オンライン、学校にいくのも午前中だけや午後だけの場合が多く、ほとんど家で自炊をしています。 友人と学校にいるときは時々学食を使いますが、 土日も基本的には自炊をしており、 アルバイトの日にはお弁当を家で作って持っていっています。


そんなひろさんだが、一人暮らしを始めた大学2年生の時の手作りごはん第1弾のメニューは、ごはんと豚汁というシンプルな組み合わせ。

一人暮らしを始めたころのメニュー
一人暮らしを始めたころのメニュー

2年前からの成長にも驚きだが、現在、オンライン授業が多いことからほとんど毎日自炊をしているということで、さらにその腕に磨きがかかりそうだ。

ちなみに、コメントではそのメニュー数の多さから「食費が気になる…」の声も挙がっていたが、食費は月に「2万円前後の時もあれば3万円前後の時もあります」とのこと。
毎日の料理経験の積み重ねが、買い物のテクニックも育てているのかもしれない。

「今後も料理を楽しむスタンスで活動したい」

――手作りごはんは誰かにふるまっている?

一人暮らしなので、実家に帰った時は毎回手料理を両親にふるまっています。 また、友人にも時々振る舞っています


――ちなみに、一番のお気に入りメニューは?

手毬寿司です。 もちろん色々な味を楽しめて美味しいのですが、 今まで作った料理で華やかさ、自分の中での達成感や作った時の楽しさ、できた時の嬉しさは1番だった気がします。

味についても、魚だけでなく、お肉の手毬寿司も作っており、食感・味の変化が楽しめ、次何を食べようか選ぶのも楽しかったです。隣のつくね汁には海老の殻から取った出汁が旨味・甘味出してくれ、お寿司との相性もバッチリでした。

苦戦した料理としては、ドレスドオムライスや、巻くオムライスです。 ドレスドオムライスも巻くオムライスもInstagramに載せているのですが、過去に数回か挑戦して失敗している経験があります。 ただ、失敗して、その度に試行錯誤していくと、上手く作れるようになりました。 今ではオムライスは食べるのはもちろん好きですが、作るのも好きです。

左がお気に入りの「てまり寿司」、右が苦戦したという「ドレスドオムライス」
左がお気に入りの「てまり寿司」、右が苦戦したという「ドレスドオムライス」

――反響について…

今回の投稿の反響は凄まじいです。 正直かなり驚いており、未だに実感が湧かないです(笑)
テレビにも出させていただいたり、様々な記事に取り上げていただいたりなど、今までの人生で経験したことがない貴重な経験ばかりさせていただきました。 とても楽しく、今後も忘れられない経験だと思います。
インスタグラムも沢山の方々にフォローしていただき、 インスタやTwitterで沢山の方から、応援メッセージやコメントをいただき、非常に嬉しく、料理をしていてよかったと改めて思いました。 今回は沢山の反響がありましたが、今後も料理を楽しむスタンスは忘れずに積極的に様々な事を行い、活動していきたいなと思います。

 

これからさらにスキルアップしたひろさんの料理の登場に期待もしつつ、料理に興味のある人は、毎日の記録とともに自分で挑戦してみるのも楽しそうだ。
 

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プライムオンライン編集部
プライムオンライン編集部

FNNプライムオンラインのオリジナル取材班が、ネットで話題になっている事象や気になる社会問題を独自の視点をまじえて取材しています。