アメリカの保険関連会社Aonが、テロのリスクに関する最新のリポートを発表しました。

これによると、2016年に全世界で発生したテロは4151件。2015年の3633件から、14%増加しています。

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増加率が特に高いのが西側諸国で、2015年にはテロ発生件数35件だったのが、2016年には96件。3倍近くに増えています。

昨年特にテロが多く発生したのが、ドイツです。2015年のテロ発生件数は2件のみ、しかも犠牲者は出なかったのに比べ、2016年のテロ発生件数は17件、犠牲者数も12人にのぼっています。

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ヨーロッパのみに限って犠牲者数の推移をみると、221人が亡くなっている2016年より644人が亡くなっている2015年のほうが数は多いです。しかし波はあるものの、この7年間に非常に多くの方がテロの犠牲になっていることがわかります。

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テロのリスクの高低を世界地図に落とし込んだものが、こちらです。

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「テロのリスクがない」とされているのが、グリーンで示された国々。ヨーロッパではノルウェーやオーストリア、スイスなどがグリーンに分類されています…が、先日ノルウェーのオスロでは爆弾が発見されました。

「テロのリスクが低い」とされているのが、イエローで示された国々。我らが日本のほか、韓国やオーストラリア、アメリカ、韓国などがここに分類されています。

「テロのリスクが中程度にある」とされているのが、薄いオレンジで示された国々。中国やロシアの他、ベルギーやフランスなどがここに分類されています。私がかつて留学していたモロッコも、ここです。

「テロのリスクが高い」とされているのが、濃いオレンジで示された国々。身近なところでは北朝鮮、インドネシア、他にはトルコ、インドなどもここに分類されています。私が4年間住んでいたエジプトは、ここです。

最後に、「テロのリスクが非常に高い」とされているのが、赤で示された国々。シリア、イラク、バングラデシュ、アフガニスタン、パキスタンの他、スーダン、リビア、マリ、ナイジェリアといったアフリカ諸国が多く含まれています。

同リポートによると、2016年に最も多くテロの標的となったのは、個人や個人の資産であり、それらを狙ったテロは1342件発生しました。次に多く標的とされたのは軍ですが、件数は799件。第3位は公共の集会で、714件。

世界中でテロが増加していることだけではなく、その刃が無辜の市民にむけられている現実を再認識させられます。


(執筆:Iiyama Akari)