被爆者の記憶に残る光景を描く「原爆の絵」を制作している基町高校の生徒が、21日、被爆者と一緒に当時の自宅などを訪れました。

【被爆者・早志百合子さん】

「市内の3分の1の人がいっぺんに死んだって信じられる?」

「悲劇はずっと生き残っても追っかけてくるというかついてまわっているわけね、何年も何十年も」

早志百合子さんは、9歳の時、爆心地近くの広島市南区比治山町の自宅で、両親と弟と被爆しました。

逃げる途中に見た数えきれないくらいの死体の光景が、いまも忘れられないと話します。

基町高校の生徒たちは、当時感じた臭いや聞いた声などを質問し、「原爆の絵」のイメージを膨らませていました。

【基町高校2年・平田真弓さん】

「広島に生きている人間として原爆を伝えていくというのはとても大事」「早志さんの仰っていたことを忠実に絵の中に再現できたらいいなと思います」

早志さんと生徒たちは、今後も打ち合わせを重ね描く枚数などを決めていきたいとしています。