「αism」。

宿泊でも飲食でもない、ホテルの新たな価値に注目したマッチングサービスに迫った。

東京・千代田区にあるホテル「スーパーホテルPremier 秋葉原」に入ると、ラウンジでパソコンを前にする人たちが。

彼らの目的は宿泊ではない。

彼らが利用しているのは、「Threes」というサービス。

Threesは、客室やラウンジ、朝食会場、宴会場など、空いているスペースを提供するホテルと、テレワークスペースを利用したいお客様とのマッチングサービス。

利用者は、ホテルの空席情報をウェブサイトで確認して、現地に直接来店。

現地設置のQRコードを読み取り、客室やラウンジなどのプランを選択してチェックイン。

チェックアウト時も、QRコードを読み取ることで滞在した時間を自動で計測し、ホテルがあらかじめ設定した料金をキャッシュレスで支払い。

Threesを経由し、売り上げから10%手数料を差し引いた額が、後日、ホテルに入金される仕組みとなっている。

利用している人は「人がいるっていうのもあるので、集中して取り組めるし、環境が違うから仕事がはかどる」、「気分良くなる。(ドリンクを)何杯もおかわりできるので助かる」などと話した。

こちらのホテルは、通常は一泊1万2,000円で利用できるが、Threesのテレワーク利用だと、ラウンジをドリンクサービス付きで1時間500円。
個室は1,000円で利用できる。

一方、ホテルにとっても、新型コロナウイルスで客足が減った空きスペースを有効活用できるメリットがある。

スーパーホテルPremier 秋葉原・若松穣支配人「まだまだ『あっ、ホテルってテレワークやるんだ』っていうのが浸透しなかったので、専門でやっている『Threes』さんに相談。3時間くらいでラウンジ利用が2組、個室利用が2組ほど入った。ニーズがすごくあると期待している。今までにない、テレワークからホテルの活用を見つけていただけたらなと思う」

さらにホテルによってはこんなサービスも。

R&Bホテル マネジャー・原小百合さん「Wi-Fiパスワードと電源コンセント、自由に使える形になっていて、数量限定だが、宿泊でも提供している焼きたてパンを召し上がれる」

ほかにも、夜だけアルコールを提供したり、大浴場を利用できるようにするなど、さまざまなサービスを行うホテルも。

7月に正式リリースしたばかりのこのアプリ。

すでに東京や大阪など、13都市で展開をしていて、アプリを開発した、TOKYO307代表取締役・八坂太洋さんは、サービスが利用できるホテルを2021年春には、全国の主要駅を含む1,000の宿泊施設に拡大したいと意欲をみせる。

TOKYO307代表取締役・八坂太洋さん「カフェだとどうしても混雑している中で、快適な環境を提供できなかったと思う。そこは、われわれが自信を持って展開していきたいところ。全国津々浦々で使っていただけるサービスを目指しているので、頑張りたい」