秋田県湯沢市の農業法人が、乳酸菌成分を含んだあきたこまちの栽培に成功し、16日販売を始めた。

 秋田県湯沢市の鈴木又五郎商店が販売を開始したのは、乳酸菌が入ったあきたこまちの玄米「乳酸菌入りブラウンライス」(2キロ入り、税込み1296円)と、玄米と白米を混ぜて食べやすくした「乳酸菌入りハパライス」(2キロ入り、税込み1620円)。

 グループ会社の農業法人では2020年シーズン、市内で乳酸菌を製造しているBARUバイオジャパン吉村と協力し、あきたこまちの発芽や田植え、収穫前などのタイミングで乳酸菌を散布した。9月に収穫した玄米から乳酸菌「ラクトバチルスパラカゼイ」が、1グラムあたり約1000個検出された。

 鈴木又五郎商店の鈴木アヒナ麻由さんは「普通のあきたこまちと比べてもさらにモチモチ度が高い。乳酸菌が玄米の臭みなどを消しているので、とても食べやすいと思う」と食味について説明する。

 BARUバイオジャパン吉村によると、検出された乳酸菌は免疫を調整する作用に優れ、加えて抗アレルギー作用も実証されているという。

 鈴木アヒナさんは「コロナ禍でジムやエステに行けない中で、自分の免疫を高めることが健康にも美容にも良い。気軽に健康なものを体内に取り入れたいという方におすすめ」と話していた。収穫されたコメ自体が乳酸菌を含む商品は、世界で初めてとのこと。

 16日から鈴木又五郎商店のオンラインストアで販売されている。