福島県国見町の職員に、特別に組み立ててもらい約30分で完成したのが…非常用のトイレ。

便器1つ1つが下水道に直接つながっているため、断水時にも使用することができる。

このトイレが整備されているのが、道の駅国見「あつかしの郷」

国見町 環境防災課・中野敬一課長補佐:「町では国見町防災計画に、道の駅を防災拠点、避難所として位置づけしています」

地元の農産物などを発信する「道の駅」を『防災拠点』に位置付けた背景にあったのが6年前の災害。

福島県福島市で、観測史上歴代4位の54センチの積雪を記録した、2014年2月。

国見町の幹線道路でも多くの車が立ち往生し、多くの人が車内に取り残される事態となった。

その教訓から、町は当時建設を計画していた「道の駅」の防災機能を強化。

非常用トイレ以外にも、施設内には一時的に休憩できる避難所も整備した。

国見町 環境防災課・中野敬一課長補佐:「普段は会議や会食で利用している部屋になりますが、国道4号線の通行止めなどの災害時には、休憩するための避難所として開放することも可能となります。”道の駅があるから何とかなる”と安心していただくためにも、国見町では『防災拠点機能を持つ道の駅』が必要と考えております」

福島県だけで34カ所に上る「道の駅」 防災機能が備わった駅は他にも…

2016年前にオープンした、福島県猪苗代町の「道の駅猪苗代」

整備されているのは、約4千平方メートルのヘリポート。

まだ訓練以外では使われていないが、災害や救急救助など、さまざまな事態に対応できるのが特徴。

また地域特有の災害の1つ、磐梯山が噴火した際には山麓に位置する町役場を補完する役割も担う。

住民:「ホッとしていますね。近くて良いねと思ってね。ここは磐梯山が噴火した時くらいかな、逃げていくのは」

災害用の倉庫には、毛布や食料などが備蓄されていて、約200人が2・3日滞在できる。

猪苗代町・鈴木善弘総務課長:「これからはどういう災害がくるかわかりませんので、あらゆる災害に備えてということが大前提になっております」