出雲市の多頭飼育崩壊の問題で、島根県は13日、大部分の犬を保健所で一時的に預かり譲渡先を探す方針を明らかにしました。

安部 大地記者

「手術後の犬に対し、保健所の職員やボランティアスタッフが犬の世話にあたっています。きょうにも多くの犬が自宅に戻る予定でしたが、一定期間この保健所で預かられることになります。」

出雲市の住宅で最大182匹の犬が、8畳2間で暮らす多頭飼育崩壊が発覚、悪臭など周辺住民から苦情が相次いでいたこの問題。兵庫県の動物保護団体が犬の去勢・不妊手術を今月実施し、きのうまでに手術が必要なほとんどの犬への処置を終えました。

県は当初は管理できる場所がないとして手術後、多くの犬を飼い主に戻す方針でした。しかし再び多頭飼育崩壊に陥る恐れがあるとして、大部分の犬を最大2週間程度、出雲保健所で預かり受け入れ先となる譲渡先を探すことにしました。

この方針転換について島根県の丸山知事は。

島根県・丸山知事

「多頭飼育状態に戻して解決とは難しいと思う。広域的に譲渡を考えて行くべきだと思う」

行政への支援を求めてきた動物保護団体も少しばかり安心したと言います。

島根県動物愛護ネットワーク・西原 範正さん

「自宅に戻す数はなるべく少なくしたかったので助かった。少しでも譲渡を進めていきたい」

県によると、県内外の保護団体などが約50匹の受け入れを検討しているということです。地元の保護団体は引き続き特設ホームページで新たな里親を探しています。