山陰両県では2026年で初めての人への被害が発生した中、クマの活動が活発になるとされるこの時期、被害に遭わないためのポイントを専門家に聞きました。
島根県中山間地域研究センター・澤田誠吾さん:
繁殖期になります。オスはメスを求めて動くので、目撃が増えて増えていってるんだろうということが考えられます。
クマの生態などに詳しい島根県中山間地域研究センターの澤田誠吾さん。
ちょうど今の時期、6月から7月にかけてはクマの「繁殖期」で、動きが活発になっていると指摘します。
林業の作業中には2024年3月、江津市で森林組合の作業員の男性が大けがをしたケースもあり、クマの生息地が近い山間の作業現場では細心の注意が必要だと話します。
島根県中山間地域研究センター・澤田誠吾さん:
単独ではなくて、複数で行動する必要があると思う。クマ鈴、ラジオととにかく音を鳴らして、人の存在を先に知らせることが一番重要になってくる。人間が背を向けて走ると、熊は追っかける習性があるので。時速50キロで走る熊はすぐ人間に追いついてしまう。
島根県内では4月と5月の2か月間に寄せられたクマの目撃情報が379件に上り、過去の同じ期間で最多となっています。
この原因について澤田さんは、特定は難しいとしたうえで、子グマが親離れを迎え、動きが活発になる時期であることに加え、全国各地でのクマによる被害が連日報じられることで住民の関心が高まり、情報が多く寄せられたのではと説明しました。
島根県中山間地域研究センター・澤田誠吾さん:
街中に誘引しないことが重要になってくる。生ごみの臭い、非常にクマは嗅覚が犬以上に鋭いので、生ごみや誘引物になるようなものの処理が重要になってくると思う。
クマと出合わないためには、クマをひきつける原因を人間側が作らないこと。
専門家は改めて対策の根本を強調しました。
