災害時の避難所運営のあり方を考えるシリーズ「命と未来をまもる」。
能登半島地震を教訓にいち早く避難所に入るためのキーボックスの設置が県内各自治体で進んでいます。
9日は富山県高岡市で住民が実際に鍵を開ける訓練が行われました。
高岡市の指定避難所、伏木小学校の体育館です。集まったのは、学校を取り囲む3つの自治会の役員です。
*高岡市危機管理課 室谷智課長
「本日はキーボックスを開けること、避難所のロッカーの確認」
高岡市は、昨年度、市内の指定避難所のうち、拠点となる28カ所に震度5弱以上の揺れを自動感知して扉が開くキーボックスを設置しました。
市の担当者がいなくても住民が格納されている鍵を使って避難所の中に入ることができます。
「そこ(の鍵穴)じゃないよ」
おととし元日の能登半島地震では6000人近くが市内86カ所の避難所に身を寄せましたが、中には、避難所となっている体育館の鍵が開かずやむなく住民が窓ガラスを割って、中に入るケースがありました。
*高岡市危機管理課 平木克幸副課長
「まずは何よりも、外にいる方を中に入れることが大事」
避難所の開設には、自治体の職員が駆け付け対応に当たることになっていますが、内閣府のガイドラインではその後の運営は住民が主体となって行うと規定されています。
そのため避難所となる体育館には避難所運営のための道具を入れたロッカーが設置されています。
Q避難者名簿もある?
「初めて見た」
Q本番、対応できる?
「それですよね…」
伏木小学校の体育館が指定避難所となっている18の自治会では市の職員が駆け付ける前に避難所に入るための訓練に加え、今後、避難所運営についてのマニュアルづくりを進め住民の意識を高めたいとしています。
*高岡市舘ヶ丘自治会 千葉剛副会長
「マニュアルを明確に作ってみんなで準備、訓練しないとだめだろうと思う」