和歌山市で、持病のてんかんによる発作で車を暴走させ、22歳の女性を死亡・ほかに2人にけがをさせた罪に問われている女の裁判で、検察側の証人として、てんかんの専門医が出廷し、事故の原因はてんかんによる発作だろうと証言しました。

■てんかんで意識失う恐れ…車で暴走 22歳女性死亡させた罪など問われる

西馬淳子被告(56)は5年前、和歌山市で持病のてんかんによる発作で意識を失う恐れがありながら、車を運転して暴走し、竹田汐里さん(当時22歳)を死亡させたほか、2人に重軽傷を負わせた罪に問われています。

西馬被告はこれまでの裁判で、「てんかんの発作が起きたわけではない」などと起訴内容を否認し、無罪を主張していました。

■事故の原因はてんかん発作か 医師「原因はてんかんによるものと強く疑う」

裁判では、事故の原因はてんかんによる発作かが争点となっていて、きょう(6月9日)の裁判ではてんかんの専門医が検察側の証人として出廷しました。

証人尋問で医師は、事故の原因について、被告の車のドライブレコーダーの映像から「しばらくして会話がなくなり運転は制御ができていない状況だ。失神の場合はすぐに意識がなくなるが、徐々に意識減損が起こったと考えられる」と指摘しました。

そのうえで「原因はてんかんによるものと強く疑う。専門医として長年の仕事に責任を持つならてんかん(による発作)であっただろうと考えられる」と証言しました。

■逮捕後一度は不起訴も 遺族の検察審査会への申し立て受け再捜査経て起訴

西馬被告は事故後、「意識を失うおそれがある状態で運転した危険運転致死の疑い」で警察に逮捕されたものの、「てんかんの発作が起きたわけではない」と一貫して容疑を否認。

嫌疑不十分で一度は不起訴になりました。

しかし、竹田さんの遺族が検察審査会に申し立て、「不起訴不当」と議決され、検察の再捜査を経て起訴されていました。

関西テレビ
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