いつものカラーのものとは違う、白黒パッケージの商品です。宮城県内でも店頭に並び始めました。背景にあるのは先行き不透明な中東情勢で、石油製品・“ナフサショック”の影響が、広がっています。

記者リポート
「こちらの利府町のスーパーには、9日、白黒のかっぱえびせんが入荷しました。いま、店員が棚に並べている最中です」

利府町のスーパー「生鮮市場ヤマトク」には、6月9日、12袋が入荷しました。話題の商品を手に取ってもらおうと、専用のポップも作って売り出します。今週中にも追加で12袋が入荷する予定ということです。

生鮮市場ヤマトク 小幡桃子常務取締役
「今の時点では話題もあるし、みんなこぞって欲しがると思う、最初のうちは。並べる方も困惑はあるが、買う方も困惑は出てくると思う。これが当たり前になる前に、元に戻ってくればいいと売る方は思う」

一方こちらは、登米市迫町の「ウジエスーパー佐沼本店」です。スナック菓子が陳列されている棚で、ひときわ目を引く“白黒”の「かっぱえびせん」。左上には「石油原料節約パッケージ」と書かれています。

カルビーは5月、中東情勢の緊迫化の影響で、ナフサを原料とする印刷用インクの供給が不安定になっているとして、14品目の商品のパッケージを白黒にして販売すると発表しました。

販売は全国で順次行われていて、この店には6月5日、初めて入荷しました。

取材中も白黒のかっぱえびせんを手に取る人の姿が見られました。

買い物客
「家にもう食べているのがなくなったので、テレビでやっていたので、発見してこちらを購入した。なんとなくプレミア感がある感じ。シルバーになって」
「なんか『かっぱえびせん』じゃないみたいです」
「なんか違うよね、あまり手に取ることは少ない色味かな」

店によりますと、売れ行きは見慣れた“赤”のパッケージのものとほとんど変わらないということです。

若林区のスーパー、「生鮮館むらぬし」で色が消えたのは…。

生鮮館むらぬし 村主芳治社長
「チラシをこのように白黒に変えました」

これまでは赤っぽい色などを使って目を引くようにしていました。

しかし印刷会社から、これまで通りの印刷だと2割値上げすると伝えられ、6月のチラシから白黒にしました。

生鮮館むらぬし 村主芳治社長
「イメージ的に今までのものを変えるというのは、嫌な部分はあったが、商品の値段とかは上げたくないので」

また、5月からはビニール袋などの無料配布をやめています。

買い物客
「買うときは結構買うんですよ、お肉とか。だからちょっとびっくりして。来るときはビニール袋持ってきたりするようにしていた」
「これからどうなっていくか不安な気持ち。いろいろな不便なことが出てきます」

包装資材やラップの高騰であらゆる商品の仕入れ価格が上がっているということですが、店では販売価格は据え置きたい考えです。

生鮮館むらぬし 村主芳治社長
「袋をやめたりチラシを白黒に変えたりサービスの低下にはなっているが、新鮮で安いものを売りたいという思いを分かってもらえたら」

仙台放送
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