元大阪地検トップからの性的暴行を訴える女性検事が求めている、検察組織のハラスメント調査を巡り、自民党議員が第三者委員会を求める会を立ち上げました。

■元上司・検事正だった北川被告から性的暴行受けたと訴える女性検事・ひかりさん

大阪地検の検事・ひかりさん(仮名)は8年前、大阪地検トップの検事正で上司だった北川健太郎被告(66)から、酒に酔って抵抗できない状態で性的暴行を受けたと訴えています。

北川被告は初公判で起訴内容を認めたものの、その後、「同意があると思っていた」などとして無罪主張に転じ、審理が続いています。

ひかりさんは再発防止のための第三者委員会による調査を法務省や検察庁に求めていましたが、受け入れられなかったことから、4月末に辞表を提出。

現在は退職日が決まるのを待っています。

■自民党議員が「第三者委員会を求める会」立ち上げ

こうした中、平口法務大臣は6月5日の閣議後の記者会見で、一般的な職場環境の改善を目的に今年度、検察庁全職員を対象としたハラスメント調査を実施する予定であることを明かしました。

しかし、ひかりさんは検察の調査では真実が解明されないと訴えていて、自民党議員が第三者委員会を求める会を立ち上げました。

【森雅子元法務大臣】「検事正という立場にある者による性暴力は単なる個人の犯罪にとどまらず、司法への信頼そのものを揺るがす重大な事件です」

【ひかりさん】「検察は捜査機関なので、匿名性のアンケートですよと言っても、メールのログなどですぐに割り出しますので、そんなの怖くて誰も言えません。もうこれ以上、検察による犠牲者を出したくありません」

■大阪地・高検“コメント差し控え” 元AERA編集長・浜田氏「第三者委非常に大事」

大阪地検と大阪高検は、「調査については最高検が取材対応する」として、コメントを差し控えるとしています。

元AERA編集長でジャーナリストの浜田敬子氏は「内部調査には限界があり、これまでの検察改革の事例を踏まえても、第三者委員会を設置すべき」と話しました。

【浜田敬子氏】「内部の調整というのは、限界があると思います。被害者が率直に自分の被害を訴えるとも思えませんし。

その調査をどう使うのか。公表するのか、再発防止にどう結びつけるのか、そういったこともちょっと明らかではありませんよね。これまでの検察改革を見ても、やはり外部の第三者委員会を入れることが非常に大事だと思います」

(関西テレビ「newsランナー」2026年6月9日)

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