サーモンやサバが高騰する中で名脇役のあの魚が大注目。
食卓の救世主になるんでしょうか。
室岡大晴キャスターが味わったのはニシンの塩焼きです。
小骨が多いなどの理由で敬遠されがちだったニシンですが、家庭で人気のサバやサーモンなどの価格高騰を受け、いま、注目度が上昇しています。
東京・小平市の鮮魚専門店「角上魚類 小平店」で販売されていたのは、北海道やロシア産のニシンです。
人気の青魚・サバに比べ価格も漁獲量も安定しているのだといいます。
角上魚類 小平店・小笠原洋介店長:
サバが今年から来年にかけて漁獲量の調整が入るので、今後も値段の高騰が見込まれている。ニシンは比較的安価で販売している。
一方で消費者が気にするのは、やはり小骨の量です。
角上魚類 小平店・小笠原洋介店長:
やっぱり骨ですよね。身はおいしいけど骨が…っていう意見はすごく多い。骨切りにすることで食べやすくなっている。
この店舗で取り扱っていたのは、料理に使いやすくするため小骨が気にならないように加工された商品。
試食した買い物客も「骨があまり感じられなくて、食べやすく安いしいいな。ふわふわして塩気もあるのでそのまま食べられる感じ」「最近物価高がすごくあるので安くなればなるほどありがたい」「骨がニシンって多いじゃないですか、小骨が。今、試食して食べやすい感じ」と好印象を抱いていました。
おいしいニシンの勢いはコンビニにも広がっています。
セブン‐イレブンでは5月末から人気のセブンプレミアムシリーズのひと品として、ニシンを使った新商品の販売を開始しました。
また北海道の海産物が楽しめる飲食チェーン「根室食堂」では、ニシンの塩焼きや刺し身が楽しめる定食の人気が上昇中です。
根室食堂・平山徳治店主:
(Q. 仕入れ値)サバは500円ぐらい、ニシンは200円ぐらい。倍くらい違う。小骨があるから食べにくいが塩焼きにしたら抜群においしい。ニシンが物価高を打ち返す救世主になればいいかな。
海産物の加工品も手掛けるメーカー「ニチモウ株式会社」の木川雄貴さんは、ニシンの魅力を「(ニシンは)脂が乗っているし身もふわふわして非常においしい。サバに比べて価格も安価でおいしい魚ということが、認知が進んでいないだけで(魅力が)広がっていない」と、強調します。
物価高に苦しむ食卓の救世主となり得るニシン。
一方で、その卵であるカズノコはほとんどが国産のため、価格は上昇傾向にあるということです。