クマの目撃情報が相次いでいる栃木県宇都宮市で、逃走中のクマが再び目撃され、警察や猟友会が現場を取り囲んでいる。
その後、「麻酔銃」を撃ったとみられることが分かった。
9日放送の「旬感LIVE とれたてっ!」では、現地からは坂元龍斗リポーターが中継で報告した。
安全を確保するため、車内からの中継となった。
■「橋の下にいた」 住民が午後1時過ぎに目撃
坂元リポーターによると、現場付近の住民が午後1時過ぎに近くの川でクマを目撃したと証言した。
住民は「川の橋の下にクマがいた。見たときにすぐ逃げた」と話したという。
その後、警察から正式な情報として、現場近くの公園周辺でクマが確認されたという連絡が入った。
■一気に状況が変わった
坂元リポーターは「先ほどまでは本当に何事もなかった」と述べたうえで、10分ほどの間に状況が急変したと報告した。
道路が封鎖され、多数のパトカーが集結。さすまたを持った警察官や猟友会とみられるオレンジ色のジャケット姿の人物が、1つの住宅を注視し続けているという。
警察のヘリコプターも上空を旋回しており、パトカーのスピーカーからは「クマがこのあたりで出没していますのでお気をつけください」というアナウンスが繰り返し流れていると伝えた。
■「おそらくここにいるという確証を得てとどまっている」
坂元リポーターは、警察が同じ場所を長時間注視し続けていることから、「ここにいるという確証を得て対策を練っているのだと思う」と述べた。
その後、ビニールシートをかぶせた車両が確認されるなど、現場の動きが慌ただしくなった。
さらに、到着した車両の後部からライフル銃とみられる大型の銃器を取り出した男性が、住宅の裏手へと向かう様子も確認された。
防弾チョッキを着用した人物の姿も現場に加わり、公園にいた付近の住民に対しては「クマが来る可能性があるので、これ以上近づかないでください」と警察がアナウンスする場面もあった。
■「新幹線の駅から車で数分の市街地」
現場は新幹線も停まる宇都宮駅から車で数分という市街地で、住宅、アパート、マンションが密集している。川や田んぼも点在し、自然と隣り合わせの環境でもある。
クマが逃げ込む場所は周辺に多く、坂元リポーターは「住宅がたくさんあって、隠れる場所も多い」と話した。
近隣のスーパーや薬局では、クマの侵入を防ぐために自動ドアを手動に切り替える対応が取られているという。「住民の生活への影響はすでに出ている」と伝えた。
■市内の公立小中学校94校が2日連続で休校
宇都宮市は、市内すべての公立小中学校を休校にしている。
小学校69校、中学校25校の計94校で、前日に続き2日連続の休校となった。
9日夕方には翌日の休校判断をあらためて行うとしている。
市内に複数の個体が存在する可能性が示されており、今回1頭を捕獲できたとしても、安全が確保されたとは言えない状況が続く可能性がある。
9日午前6時ごろに目撃情報があって以降、午前中は一度捜索が打ち切られていたが、住民の新たな目撃証言をきっかけに、捜索が再開された。
■「麻酔銃」撃ったか
そして、午後2時半ごろ、住宅の庭で発見されたクマに対し「麻酔銃」を撃ったとみられたことが分かった。緊急銃猟とみられる。
クマが捕獲されたかどうかなど、詳しい情報はまだ入っていない。
坂元リポーターによると、警察が「麻酔銃を食らったクマがこのあたりに走ってくるおそれがある」などと現場で呼びかけているということだ。
※この記事は午後3時ごろまでの情報をもとに構成されています※
(関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」2026年6月9日放送)