大人気のタピオカ 輸入量は去年の4.3倍

大人気となっているタピオカ。

2019年上半期の全国のタピオカ輸入量は、過去最高の4471トン2018年の4.3倍となった。定番のミルクティーだけでなく、今やタピオカ寿司やタピオカパンといった料理にタピオカを使うメニューも広がりを見せている。

こうした中で、このタピオカを売り上げアップにつなげている「そば」チェーン店を取材した。

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見た目はまるで“イクラ” そば店なのにタピオカ丼

堀池亮介アナウンサー
大手人気そばチェーン店では、ある大胆なメニューで顧客の獲得を狙っています…

白いご飯の上でキラキラオレンジ色に輝く宝石のようなこのメニュー。その名も「いくら風タピオカ漬け丼セット(560円・店舗限定)」!イクラそっくりに見える粒が人気のタピオカで、特製のタレに4時間漬けて作られている。

気になるその味は?

タピオカ漬け丼を食べた客:
いくらみたいにふわふわしてる食感でおいしい。(タピオカ)ミルクティーに手を出すほどの勇気もなかったので、とりあえずこれで1回体験してみようかなと思って…

新宿にある大手そばチェーン店富士そば三光町店では、これまでにも店長の発案で「カレーなる冷やしゴーヤとろろそば」や…

「ミニ蒲焼風 炭火焼鳥丼」など一風変わったメニューを作ってきた。

そば店が一体どうしてタピオカメニューを作ったのか?…話を聞いた。

富士そば三光町店 店長・羽生典史さん:
タピオカブームすごいなと思って。タピオカを使って富士そばで何かメニューできるかなと、ふと思っただけだったんです、最初は。透明感を見たときに、味つけをして商品として使えないかと思った

三光町店でタピオカ丼は一時売り切れとなるほど大人気に…そこで、売り上げアップの起爆剤にと東京都内の他の3店舗でもメニューに取り入れることになった。

伝統のそばとブームのタピオカで幅広い客を取り込むこの作戦。

厳しい外食戦争のなかで、果たして客を根付かせることができるか注目だ。

(Live News days 8月27日放送分より)